さて、2回にわたって「鍼灸院ってどう使ったらいいの?」をお届けしました。
今日はおまけ、ですね。
保険診療のこと
これまでの2回は、「鍼灸院」の使い方、でもありました。
特に関西では「鍼灸整骨院」「鍼灸接骨院」という形で一緒になっているところが多く、接骨院という「柔道整復師=外傷を専門に診る人たち」の業務と合わせての業態になっているところが多いので、そういうところと「鍼灸院」との違いの説明、ということにもなっていると思います。
接骨院での保険診療では、外傷だけを診ることになっているので、慢性的な痛みや疲れ、また内臓の様子やこころのことなどは保険を使って診ることができません。
実際にもあまり長い時間1対1で施術することもできないので、ゆに鍼灸院をはじめとする鍼灸院でやっているような、みっちりとした時間は取れないのが現状だと思います。
鍼灸院でも健康保険を一部使うことができますが、神経痛・腰痛症・リウマチ・五十肩・頚腕症候群・頚椎捻挫後遺症の6疾患に限られ、医師の同意書が必要です。医師の同意書を取った場合、病院ではその疾患を診てもらうことができなくなります。
ゆに鍼灸院は健康保険を現在扱っていませんが、これは医療ではない、ということではなくて、枠を広く取るためだとご理解いただければと思います。
そして、私がここにいます
そして、ゆに鍼灸院が他の鍼灸院と違うところ、というと、それは店主の私がここにいる、ということです。
これはもう、どの治療院でも、どんな店でも同じことなのですが。
私は経営とか戦略とかいうことがいまいち苦手なところがありまして、「魅せ方!」とかそういったことが全然できないので、とにかく自分自身がそのまま、で店におります。
体育学部に進学して今年で20年、それから鍼灸師になり、からだのことを仕事にしてやってきましたが、それはたまたま専門分野がそうだったというだけで、
忙しい!に負けて家がとっちらかったり、
疲れきって適当なものを食べて体調を崩したり、
同じことをぐるぐるぐるぐる考えてなにも行動しなかったり、
からだをむちゃくちゃに扱ったり、
結果、とっちらかった部屋でコンビニ弁当食べて、体温は35℃台で朝から頭痛がしつつ、何も進んでないように思える自分の毎日をただ嘆いてめそめそするだけの毎日を過ごしたり、
してきたし、いくつかは油断すると今でも進行中だったりする、そういう店です。
過去の店主の「黒歴史」についてはこちらから読めます。
一緒に育っていきましょう。
からだのことは奥が深くて、深すぎていつまでも極めたとは言えるとも思えないし、ただ、いま私が持っているものは全部、限られた時間ですけれど出すことにしています。
そしてこれからもちろん、どんどん伸びていきます。
これは責任ですから、きちんとやります。
ずっと仕事をしてきて、しかもそれは私の引きの強さで、というのはウソでもちろん運良く、素晴らしいところで働かせてもらったおかげで、いい経験は積ませてもらってきました。
今できることも、初めの頃何も伸びている実感がなくてめそめそしていた頃からしたら(また泣いてたのか)ぐっと増えています。
何か、役に立てることがあると思います。
来ていただいた方からまた何でも学んで、進んでいます。
いま大変!困った!という方の力になれたら、と日々思っています。
そういう、ゆに鍼灸院です。お待ちしてます。
3回に渡っていろいろ書いてきましたが、そんな鍼灸院をいまやっています。
これからどんな鍼灸院になるのか、私も楽しみにしています。
今日はえらい長い間、スクワットと踵の骨の話をしていた、そんな鍼灸院でこれからもお待ちしています。明日火曜は定休日ですが!