せめて晴れ間の写真をどうぞ
最近のしんどさにはこちらをどうぞ
以前、梅雨についてのエントリを書きました。
梅雨というのはどういう季節か、ということを東洋医学の視点で考えてみて、その時どんな不調が起こりやすいか、その対策はどうしたらいいか、ということを書きました。
9月に入ってからお天気が本当に良くなく、全国的に日照時間が平年の半分から70%程度になっているとのこと。
農作物のことも心配ですが、人間のからだにもこの「湿気」が悪い影響になっています。
リンクを貼っておきますので、とり急ぎこれを読んで対策をとってみてください。
からだとこころはつながっている
東洋医学では、天候・天気という自分の周りの「環境」と、いわゆる(筋肉や内臓を含む)「からだ」、そして考え・気持ちなどの「こころ」はつながっていると考えます。
五臓六腑、という言葉をお聞きになったことがあると思いますが、東洋医学では正確には六臓六腑という「臓腑」でからだをとらえます。
これには「肝」「心」など、現代医学でもおなじみの名前が含まれていますが、現代医学とのいちばん大きな違いに、からだを働かせる重要な臓腑=五臓六腑に脳は含まれていない、ということがあります。
(東洋医学でいう「肝」と、現代医学の「肝臓」は違う概念なのですが、この話は長くなるので寺子屋で)
現代医学で「脳」がやっているとされている、感情を作り出したり、考えたり、ものを覚えたり、ということは、東洋医学では五臓六腑が分担してやっていると考えます。
たとえば怒りの感情は肝、喜びは心、といった具合に感情も五臓がそれぞれに作り出し、たとえば決断をするのは胆で、記憶や思考は脾、というように「考える」ことも五臓が分担して行っています。
そして、人間の体は天気に影響される、と考えています。
たとえば今のように湿気が多いと、脾がしんどくなります。
だから、湿気が多くなると脾がしんどくなっておなかの調子がなんとなくよくないし、考えがうまくまとまらなくなってくよくよとしてしまったりします。
もっと言うと、からだの中にある臓腑と表面にある筋肉や皮膚とはつながっていますから、「湿気で脾のぐあいがよくないので、足がだるかったりなんだかかゆかったりする」とかいうことも起こります。
他にも、天気痛という考え方もあります。
養生する、自分でケアする
残念ながら、お天気を変えることはできません。
あと、自分でコントロールできるのは「からだ」と「気持ち」ですが、「気持ち」に直接自分で手を入れるのは難しい。
だから、「からだ」から手入れしていこう、というのが養生する、ということです。
その基本が、「運動・栄養・休養」だということ。
ちょっとしたこと、ほんとうに少しの工夫なのですけれど、続けることで必ずからだはこたえてくれます!これ絶対。
まずはこの湿気なんだからある程度は仕方ないな、と受け入れるのと、でも例えば部屋を除湿するとか乾燥機をうまくつかうとか、ちょっとした行動にうつしてみましょう!
少しでも、変化があります。
湿気でなかなか、てきぱきといろんなことをするのは難しくなっているかもしれませんが、鍼灸院に予約を入れてみてはどうでしょう!湿気をからだから取るお手伝い、しますよ。 予約サイトはこちら→ゆまにて ゆに鍼灸院
施術室を除湿してお待ちしております…今朝は45%まで下がってました、夜通し除湿してたので!