「元気に暮す20のこつ」を毎日ひとつずつ更新しています。
甘いもの、炭水化物は余分に摂ると体の中に水を増やす。
余分な水は体を重くし、冷えやすくする。
東洋医学、食養生の考え方では、現代でいう「糖質」、つまり「甘いもの」「炭水化物」は、量を摂りすぎると体の中で「湿」を増やします。
「湿」というと思い浮かべるのは「湿気」。
あんまり日本人はにいいイメージじゃないですね。水気、とはちょっと違う感じで、やっぱり、じめじめしてなかなか乾かない…みたいな感じです。
体に「湿気」が増えるとどうなるか。
余分な水となって「むくみ」として体にたまります。
そのことで、体に「重だるさ」を感じます。そして、寒い時期などはその余分な水の分まで温めないとならなくなるので、冷えやすくなります。
そして、体の中では「脾」は湿気に弱く、「思」を担当する「脾」が湿気にやられると、気分も重だるく、くよくよしがちになります。
「主食」という考え方があって、食事で必ずごはんや麺を摂る日本の食事では、どうしても炭水化物が多めになります。
その上で、おやつに「甘いもの」を摂ってしまうと、簡単に「摂りすぎ」になってしまうのです。
そしてそれ以前に、東洋医学の食養生で「甘み」といえば、ごはんやとうもろこしなどの「甘み」。
チョコレートや砂糖は、量がどうこうより、ひとくち目から「甘すぎる」食べ物なんです。
甘すぎる、けどおいしい!チョコレートやケーキは、特別なときに食べましょう!