ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

更年期(疑い)の最近と今年のまとめ(1)

今日はけっこう急に休みになったので(そして息子氏は遠足に行っているので)、1人でどうでもいい感じに過ごしていいことにしています。

毎回おんなじこと言ってる気がするんだけど、

「予定のない休み」

最高。

なのに、休みとなると何かを予定したり、予定して休みを取ったりしかできていない。

これは来年の抱負として、月に1回は取りたい。

 

今日は映画を見に行くかどうか散々迷った結果、それもまた時間の決まった予定になってしまうな!と思って、やめて、

まずは大文字山に登りに行きました。今月に入って3回目。いいペース。

そしてまたこれも、上まで行くことにこだわらずに、なんかお腹すいてきたから折り返してきて、

でも帰りに元気出てきたからまた登り返したりして、フリーダム。

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降りてきたところの湯豆腐屋さんの紅葉が見頃だった。

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最近の私は思考が外で遊ぶこと、山に登ることに寄っているので、

隙あらば山道を登ったり降りたりして体を慣らしておきたい。

ほんとはそれでちょっと体脂肪を燃やしたい。けどここはこだわりすぎず、減ったらいいなぐらいにしておく。

 

 

こんなふうにアクティブに動けているのは眠れているからで、更年期(おそらく)の影響で夜中に眠れないようになっていたのが、あまり気にならない程度に眠れるようになってきた。

5時前に目を覚ましてハッとすることはあるけど、よく考えたら息子と21時前に寝てたりして、8時間寝ている。もう起きろ。

だけど、眠れていない期間が何ヶ月もあったので、その分の寝不足を取り戻していると思って、睡眠時間を短くして活動時間を増やそうとは思っていない。

 

私は横浜のサッカー部で仕事をしていた時、週6で朝練に出ていて22時就寝5時起床、長期休暇は下手したら7−8時間グランドにいるとかそういう生活をハイプレッシャーでやっていて、

そのあと京都に帰ってきて鍼灸院開業当初、店も暇だし一人暮らしだしで余裕のあったとき、1日10時間以上寝ていた。

さすがに生産性が無さすぎる…と思ってはいたけど、眠れるので毎日寝た。

そしたら、寝続けて半年経った頃、急に、何時に寝ても7時間したらパッと目が覚めて、すっかり元気に過ごせるようになった。

 

そういう経験から、なんというのか長いスパンでの「寝だめ」、回復、充電はできると感じているので、今も安心して長めに寝ている。

息子氏が朝方に眠りが浅いタイミングがあり、私が隣にいないと「母ちゃん(涙)」と起きてしまって、息子氏の寝不足が続いて体調を崩されるのが嫌だというのもある。

 

 

今は先週、鍼灸院の施術以外の、外やオンラインでしゃべる仕事や色々の仕事が終わって、あとは予約がパンパンに入っている店を2週間弱やればいいだけなのでものすごく気を楽にしている。

 

……と考えて自分でも驚くのだけど、体力がついて、気力が追いついてきたんだなと思う。

去年くらいは、1日に5人とかご予約が入っているだけで、前夜に「明日大丈夫なんやろか…」と思って不安になり、それでまた夜中に目を覚ましてしまったりしていたわけだから。

あと、この1年くらいかな、鍼灸院の仕事について「まあ大丈夫や。やる」という気持ちで臨めているのもあると思う。

これは「全部治せます、誰がきても俺はやる」というのとは全く違って、

「まあ、私なりを全部出すしかない」

というところに落ち着いたということなのだけど。

 

 

更年期的な体調については、今年の夏に赤岳に登るために集中的に山登りをしたあたりからよくなってきた感触がある。

私にとっては、不定期にでも継続してちょっと負荷をかけた運動をして適切に体を疲れさせ、呼吸と循環に頑張ってもらう時間を持つことがすごく合っていたし、結果的にそれで体力もついてきて、さらにいいサイクルに入っていると感じる。

 

体調がある意味「よく」なってきたからなのか、なんだか波があってそれが薄くなりつつあると感じていた月経と女性ホルモンのリズムがまた、ダイナミックに戻っている感じもある。私はミレーナという器具(薬)を子宮に入れているので、ほぼ月経の出血はないのだけど、これが5年目の後半になっていることもあって、ここ数ヶ月は薄い出血がある。

そしてそれに合わせて、PMS月経前症候群)が、特にメンタル面で割とわかりやすく出るようになっている。

 

身体的な不調は、体力のおかげかあまり困らないんだけど、なんというのか

気持ちのオロナインが足りない

みたいな感じ。日常オロナイン塗らないんやけども、なんか例えとして。

 

気持ちが落ち込んだり、不安なことがあったり、イラッとした時に、

これまではなんとなくふわっと別のこと考えたり、もう1人の自分が「まあまあ」となだめてくれたりして、それが解決や癒しにつながらなくても、とりあえずうっすらと傷をカバーしてくれた。

だけど最近はそうして気持ちがつまづいた時に、何もカバーしてくれるものがない気持ちになる。

ずっと傷がむき身のまま、しみる風や水にさらされているような。そういう時間が続く。

なんか塗りたい。効くかどうかは別として。でも、なんもない。

 

そういう時に、女性ホルモンが減ってるってこういうことかなー、と感じている。

 

たとえば息子氏のラグビーの欠席連絡を間違ったLINEグループに送っちゃったとか、保育園で発表会の練習と私の出張が重なって息子氏が十分に練習できてないと言われたとか(本番までに間に合った)、パン屋で出したポイントカードが期限切れだったとか、

そんな些細なことでいちいち「ああ…………」と落ち込んで気持ちを切り替えられない。

「そんなに?」と自分でも思うくらい、戻ってこれない。

 

私は昔…30代の初め頃、気力で日常を続行していたけど絶対あれは病んでたなという期間があり、今のこの落ち込み方が、その時の気持ちに似ている感じがするで、警戒している。

自分のこと、病みやすいタイプだと自覚している。

30代のあの頃はマンションの5階に住んでいて、暗い気持ちでその下の駐車場を何度か眺めた。生き延びてよかったね。

 

 

更年期で女性ホルモンが減った時、人によって現れ方はそれぞれだと思うけど、

私の場合はそういう気持ち方面は怪しそうなので、対策として、

「まじめに考えすぎない」

「圧のかかる役目や予定を入れすぎない」

ということにすごく気を配っている。その割には今年の秋はキャパオーバー気味だったので反省。

 

 

あと、そういうプレッシャーがあってしんどい時の体調の特徴として、

「朝、布団で目を覚ました時すごく暑く感じて、なんなら汗をかくこともある。すぐおさまる。」

というのがあって、前述の横浜時代に実はよくあったのだけど、

つまりそれってホットフラッシュでは。

更年期でもないのに、生活に圧をかけすぎて(かけていたのは自分)、自律神経失調を起こしていたんだと思う。

更年期の場合は女性ホルモンが減っていくことで自律神経が失調していくけど、ストレスでも同じ症状が起こるっていうこと。

私の場合はこの1-2年の体調、たまにそういうハードに仕事してた時代と、あとなんと高校生時代の記憶が体感から思い出されることがあって、

あんた、どんだけ自分を追い詰めていたのか…!と、今更ながら自分をなぐさめている。

 

なんか思った以上に長くなったので、今年の振り返りは改めて、として、とりあえず最近の更年期の振り返り記録としておく。

 

息子の描いた富士山の絵がとても良かったので載せておく。お天気がいい日、少しだけ雲がかかった富士山、きれいだったな。

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