こないだの週末、九州に行っていました。
長文やで。
『ポリヴェーガル理論・操体法・A-Yogaの交わるところ』
という内容で、午前は3時間、むちゃくちゃ頭を使いながら講義と対談を聴き、午後は2種類のボディワークで体を整える実技をする、という濃い内容。
講師のお二人はそれぞれに何十時間も話を伺いたいほどの方なのにそれをそれぞれ濃縮して数十分。濃いお二人での対談。
濃い。
とても本質的、なので抽象的なお話になるわけだけど、核心を目指している感じがしてすごくワクワクする。
そういう場に身を置いて勉強しに行って、
そして自分の鍼灸院に帰ってくると、私はやっぱり今は具体の人なんだなと思う。
学んできたことを、日常の仕事で、そして生活でどうやって表現していけるかな?と。
私の今は、生活が濃い。
濃いし押し流してくる勢いもすごい。
むちゃくちゃ具体性を要求される。
次のご予約どなた?その次は?
終わったら洗濯して、子の迎えは何分後?
子のラグビーの練習場所どこ?
発表会用の無地の長袖どこで買える?
白菜何に使う?
鍼の発注忘れてるな?
を毎日毎日迫られて、押し流されて気づいたら21時になっててもう寝る時間。
私の更年期はなかなかぐっすり眠れないようなので早寝が基本。眠れて起きれたら朝はいつも決まったヨガ。応用なし。
しかも産後から「ながら」とか「覚えておいて後で」が全然できなくて、マルチタスクが不可。
そういう感じだと、抽象的な真実めいたことに思いを馳せたり考えをまとめたりが今はできなくて、そこそこしょげたりもしていたのだけど、
ここでおばさんは粘っています。
とにかく毎日、具体的なことに、学んでいることをどんどん混ぜて検証していくこと。
そして少しでも集中して抽象的なことでも学べるチャンスがきたら、全力で集中すること。
だから、集中しようもない時は学びのことは一旦置いて、ちゃんと他のことを味わうこと(ここが苦手で、遊びの時間にも考えようとしてどっちも失敗したりしてた)。
今回の九州行きはそういうことが私なりにしっかりできたから、充実していました。
自分の仕事と学びだけをしている時期の私だったら、行きも帰りも参考資料や講師の著作を読んだりまとめたりして集中していたと思うけど、
今回は子といる時間はとにかく遊ぶ、食べる、風呂に入る。
子と離れて勉強できる時間は思いっきり集中する。できる限りいつも会えないような人と交流する。
早朝の西鉄電車でむちゃくちゃ集中して『ポリヴェーガル理論への誘い』を読んだのがいい思い出です…
そんなわけでむちゃくちゃ集中して味わった学びの会、九州旅行、最高でした。
私はほぼ写真撮ってなくて、友人(ほんと感謝!)と熊本を満喫した息子氏の写真は山ほどあるのもまたよかった。
遠征しての学び、とてもよいのでまた次回を期待!