ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

和合とパニックと夢と仲間と私【2023年度末の長大ブログ③】

昨年度末にまる一日自分のための休みをとって、

一年間を振り返って、

勢いでながーーい振り返り文を三本かきました。

それを記録しておきます。

 

 

鍋山孝治さんが講師で、山本邦子さんが主催の「和合癒学 東洋医学講座」に去年、今年と参加しています。

 

元々は去年、動作学のグループ主催の講座が東京で行われたのに参加していて、今年は主にA-yoga の人たちが受講している講座に参加しています。

 

鍋山さんも「この講座は鍼灸師が受講するのがいちばん混乱する」とおっしゃっていた通り、和合癒学は鍋山さんが東洋医学と、それ以外のいわゆる現代医学や心理学、脳科学などいろんなものを融合して作られている学問なので、

去年は自分の中で東洋医学の上書き、いや前のも消しはしないんだけど並行してインストールみたいな感じでそれはそれは混乱しました。

 

鍋山さんが「すぐに使えない、すぐにお金にならない」と言われるのですが、

それでも私は去年、「仕事に生かしたい」という思いで受講を始めて、聴いていました。

 

だけど3回目だったかな(全4回)、頭の中が混乱でいっぱいになった時に、

「もうどうせこの4回で分かり切ることはないし、仕事に具体的につなげることもできないんだから、徹底的に自分のことに当てはめて聴いてみよう」

と決めて、それで講座の時間を過ごしてみました。

 

その時の「幸福感」が忘れられない。

と、言いたいが忘れそうなのでもったいない。(忘れとんのかい)

 

去年4回受講して、今年は京都で3回中の2回(本来は6回に分けるのを3回に分けているもの)が終わったところなのだけど、

こないだの日曜に受けた2回目の時に、混乱していたものがなんかばーんとつながって、

「そうなのかあ〜!」

という感じになりました。

 

内容は短く説明することはできないので(きっぱり諦める)具体的なことは言えないけど、

 

私の中でもやもやとしてよくわからなかった「自分の夢」「行き先」が、

細かい、具体的な感じではないけど、

「はっきりと抽象的にわかった」

みたいな感じがありました。

 

はい、まるで人には伝わらない。

だけど私自身は「これでいいんだ」というすごい安心感を得ました。

そして、翌日の臨床から、自分の口から出てくる言葉が変わりました。

 

私は規範意識が強いというか、

日本の初等教育の最高傑作みたいなところがあって、

教科書通りに、仕事で言うなら流行りのビジネススキルみたいなものに則って出来なくてはいけない、という感じにすぐになってしまって、

でも特にビジネスについては、できないので、

なんかもうこの数年はモヤモヤモヤモヤしていました。

 

でもこないだの講座をみんなで、

この価値観を共有する人たちとうんうん言いながら(肯定&悩み)聴いて楽しいなあ、ってなっていた時間と、

昼休みにタイミングが合って鍋山さんと近くの美味しいコーヒースタンドで10分くらい過ごした時の会話で、

何かもう全部「これでいいのだ」になったし、

自分にとってはパニックゾーン、全然わからん、がドリームゾーンとして「それでよし」になって、よーし頑張るぞー!という元気が湧いてきました。

 

結局、自分が変わる、広がる、進化することが、

何か人の役に「立つかもしれない」。

 

受講を選んで、働いて受講料払ったのは私だけど、

その場を作ってもらえて参加させてくれて、近くでおいしいコーヒー売っててくれた人がいて、私と離れて過ごしてくれてる息子氏もいて、なんかそういうことに全部感謝〜!みたいになってきて、

 

やばい宗教か何かみたいになってますが、

和合もA-yoga もむしろそういうのからは一番遠い集まりなので誤解のないように…

やばいとしたら私です。何もやってません。走ってヨガしてタンパク質をとって早寝して腸腰筋を使ってるだけです。合法。

 

もうすぐ開業して9年になりますが、

ひたすら一人で臨床をやってるだけで、大人として社会につながることがあまりにも少なかった私が、この1、2年くらいは外に出て人に関わるトライをしています。

なんか一人でモヤモヤと頑張っていたのですが、勇気を出して「助けてー、教えて!」も頑張ってみていて、こないだはご近所の貴美子さんに声をかけて勉強させてもらいました。

保育園の保護者会にも関わってみたりして。いろんな方向からやってみる。

 

ここから息子氏が卒園するまでの1年、自分がどんなふうに広がっていくのかを楽しみにしています。人付き合いの距離感がおかしくなったてたら言ってくださいね。