ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

息子氏がお泊り会に行った日曜

息子氏は昨日の夕方から、保育園のお友達のところへ「お泊り会」に行っています。

息子氏の外泊自体は去年のお正月のいとこ邸にはじまり、夏の2泊キャンプと2泊スキー(団体主催のもの)の経験があるので特に心配でもないけど、

なんと9人ものよその子(小学生と幼児)を受け入れてくれている友達の度量がすごくて感動および感心しています。

 

わりと急に決まったので、昨日の朝に持ち寄りのマカロニグラタンを作って、仕事が終わってからタイムズの車で息子氏を送っていって、それからいま(日曜の午後)まで自由時間。

 

…自由時間?!(動揺)

 

あまりに唐突に「自分のことを好きなタイミングでやってていいよ」時間が出現したのでびっくりしておろおろしてしまいました。

本来は日曜の午前中は息子氏のラグビーに行っているのも、今朝になって息子氏が「やっぱり行かへん」と言い出したと連絡をもらい(言うと思った)、予定までなくなってしまった。

 

それで結局やったことは、

・図書館の本を返しに行く

・ホームセンターD2でビスを買う

荒神口の「ケパサ」でブリトーを買ってきて食べる

・↑食べながら『博士ちゃん』のバス特集を見たのち、早寝

・8時間続けて寝て起きていつも通りに朝食

・洗濯槽の掃除

・30分走る

・保育園の保護者会の「親子さんぽ」の地図作り(2時間かかった)

・朝食からずっと『ヒロシのぼっちキャンプ オーストラリア編』を流し続ける

・図書館の本を読む

・コーヒーを買いに歩いて行く

職務経歴書のアップデート(2018年以来)

ぐらいで、地味といえば地味なんだけど、息子氏がいるとできないといえばできないことも多いし、

中でも「地図作りを2時間集中してやる」は絶対にできないので、ほんとにありがたい日になった。ありがたい。ありがたい。

 

書いてて思ったことだけれど、

「絶対にできない」

って絶対なのか?息子氏がいてもできるんじゃないのか?

 

と、改めて考えてみるんだけど、やっぱり「私には」できなかったな〜これまで。

 

ひとつひとつのことはもちろんできることもあるのだけど、

重要なことはこれらのことを「思いついたときに、好きな順番で」やれたのがこのまる一日だということ。それは息子氏と暮らしているとやっぱり「絶対に」できなかった。

 

急に声かけてこられたり、放っておいてみたら息子氏がずっとテレビ見てたり、そもそも一人で置いてでかけるのはできないし。

なので、段取りを組んで、順番決めて、人に見ててもらうならずいぶん前からお願いして直前には確認して。

 

それをしないでいい、40歳より前の自分のような時間がまるまる1日出現するようになったなんて。これは息子氏が6歳になったということなんだなとしみじみ思う。そういう日曜でした。

 

今日読んでいた本は角幡唯介さんの『そこにある山』で、サブタイトルは「結婚と冒険について」。

冒険家に一見似つかわしくない「結婚」という「事態に巻き込まれた」ことによって、「自由を得た」という本で、私も一人で全力を…その時の私なりの全力を自分の仕事のために使っていた40歳より前の自分から、この息子氏と暮らす冒険という「事態」にあることへの変化について考えることができました。

次はこの本と表裏になっている『狩りと漂泊』を読もうと思います。この本、なんとなく梅田のジュンク堂で買って積んでいたのだけど、今回なんとなく図書館で手にした『そこにある山』を読んだことで機が熟した感じがある。

 

ちなみに本の中には植村直己さんについての記述があり、それもうれしかった。

私の思春期のはじまりのアイドルは千代の富士平尾誠二植村直己だったので。

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