移転したことと、いま考えていることをざっくり書いた記事はこちらです。
黄砂がめっちゃ飛んできた日に、喉がひっかかって、
思い切った咳払いをした瞬間に
「痛ッ!!」
となって喉が痛くなり、それからあれよあれよで声が出にくくなり、
しかし翌日が初診の方と久しぶりの方を含む満員御礼、
その翌日はオンラインの解剖学クラス90分、
とかやってたら全然声が出なくなりました。
なかなか万全にならない11月です。
さて、声が出ない中でもこの数日は、
解剖学クラス(ヨガスタジオ主催のオンライン30時間クラス)や、
けがをしたばかりの方のリハビリトレーニング、
ぎっくり系の方のセルフケア方法の説明、
体重コントロールの栄養方面のお話など、
本当にいろんな種類の仕事をさせてもらいました。(そういうことやってるから声が治らない)
鍼灸院を開業したので、鍼とお灸を使った治療をするものだ、と思ってそれをもちろん提供しているわけですが、
鍼灸院で長いおつきあいになる方が増えてくるにつれて、
「これは運動をやってもらった方が早い」
「食べ物変えたらもっといい感じになりそう」
と思うことが増えてきました。
というか正確には、「最初からそう思ってた」。
私は鍼灸師でもあるけどそれより前からアスレティックトレーナーとして働いてきたので、
施術を受ける
よりも、寝る・食べる・動くを整えて自分を強くしていく方法を長く現場で伝えてきました。
チームにいるときはある程度長い期間、学生を中心に見てきたので年単位で、選手とつきあっていけることが決まった枠組みだったこともあり、ちょっと長いスパンで考える健康、元気づくりの伝え方を伝えてきました。
だけど鍼灸院を開業してから、1回、もしくは数回でなんとかしないと!と私が思いすぎていたかもしれません。もちろん、それを求めて来られる方が多いこともあります。
そんな中で、鍼灸施術を受けてもらって元気になってもらう、ということに私がフォーカスしていった感じ。
「食べ物がどうとか求めて来てはらへんかもしれんしなあ…」
と思って施術に集中!するんだけど「いややっぱりもうちょっと食べ物に気をつけて…」と思いながら送り出すとかそういうモヤモヤを抱えていました。
いや、ちゃうねん。
それは求められてない、じゃなくて、私が伝えていかないと求めてるかどうかわからない、存在を知らないことやねん。
ということに最近やっと気づきました。
来ていただく方が鍼灸院に求めていること、って、
「鍼灸治療を受けたい」
なのは確かだけど、その先の
「鍼灸治療を受けて、元気になりたい、抱えてる問題を解決したい」
なわけなので、そしたら私も、鍼灸にこだわらずに、持っているものをできるだけ出せば良いのでは。
そう考えて、この半年くらい…1年くらいかな、は、施術時間中に自分のありとあらゆる引き出しを開けまくって全部出す、という仕事のしかたをしています。
鍼灸師、アスレティックトレーナーとしての引き出しはもちろん、子持ち、介護経験、自分の過去の経験など全部何でも使います。
ここ数ヶ月の隠れキーワードは「日常にできることを絶対ひとつは持って帰ってもらう」なのでそれも滑り込ませます。
結果、施術の時間にお話を伺う、分析する、私がしゃべる、施術する、美容鍼もする、必要なら動きの話をする&動く、本を出してきて見せる、おすすめ本を紹介する、ちょこZAPを熱く勧める、
をやったあとにお会計して次のご予約を取る、とかになってまして頭も体もものすごく忙しい。
そら夕方「あーしんど」しか出てこないわ。
洗濯干そうとして座り込んだまましばらく「安住紳一郎の日曜天国」聴いちゃうわ(最近は美輪明宏さんのポッドキャストかOver the Sunのときもある)。
そんなわけで密度がものすごいことになっているので、いろいろ一緒に考えたり動いたりをされたい方はできたら90分でご予約いただけるとたいへんありがたいです…。
とはいえ、私は鍼灸院の人じゃなくて「ゆにさん」として仕事したらええんやな!と思い切ってからは、日々の仕事がむちゃくちゃ充実していて、楽しいです。
今のところ、その楽しさとか、「ゆにさん」ができること、がうまくHPとかからは伝わってないように思うので、これからやっぱりブログで書いていこう、と思います。
問題は、日々の臨床が充実しすぎて、文章書く元気が残ってないことですが、
それを乗り越えてでも「言いたい」と思えてきたので、ちょっとがんばる。
↓敦賀の素敵な書店「ちえなみき」に行ってきました
↓今日の昼ごはん。たんぱく質を意識してZENBヌードル。