1月から受講していた、A-yoga ムーブメントコーチ養成の受講が終わりました。
月に1度か2度、昼休み1時間を挟んで9-18時。まじで!一日8時間の講習。でも毎回あっというま。
A-yogaを説明するのはすごく難しい。
公式サイトには
Awareness 気づき
Awakening 覚醒
Anti-aging 抗加齢
Athletic 運動
の4つのAが挙げられていて、体を動かし、呼吸と感覚にアプローチしていくことで心身の健康とリラクゼーションを導く、とあります。
A-yogaを作ったのは山本邦子さん、アスレティックトレーナーとして活躍してきた方なので(私は大学生の頃から、遠くからあこがれていた人)、理論がしっかりしていて安全、というヨガではあって、でもそういうことだけじゃない。
A-yogaが目指しているのは、動く、ということを通して、今持っている自分を最大限に使えるようになること、そしてそれをさらに大きく広げていくこと、っていうのがあると私は思っています。しかも無理なく、それこそリラックスして。
私が鍼灸師として、養生して目指していきたいのも、全く同じことで、
まず今の自分はそれでオッケーで、
そこからそれをさらに快適に、
やりたいなと思うことは全部できるように、
そのために元気をつくっていきたい。
そのための養生=「やすむ」「たべる」「うごく」。
その中で、体育学部を出てアスレティックトレーナーとして働いてきた私は、
もう少し「うごく」の精度を上げて、自信を持って伝えていきたいな、と思うようになって、以前からその理念がぴったり合うなと思っていた、今回の養成講座に申し込みました。
実はそれにはもう一つ裏があって…
講座に申し込んだ10月、私は病気を抱えた父と、とっても自由で私の自由を効かなくさせつことがある3歳の息子と暮らしていて、
「なんか、外で好きなことを思いっきりやりたい!」
という気持ちがありました。
保育園とシッターさん、そして母にいろいろをお願いして、なんとか外に出たい。
半ば押し込むようにして申し込んだところがありました。
結局、
父は暮れに急に亡くなり、
息子は4月に4歳になるのと前後して急に「たいへんさ」が減って「おもしろ」になり、
予想外に大きな仕事(オンラインで50人規模の解剖学の連続講座)が始まったり、
大きな歯の処置が続いたりして、
なんかもうとにかく大変な受講期間でした。
そして、受講する前は
「こんだけ時間かけるわけやし、終わったらガッチリ身について、ヨガっていう名前で運動指導やれるようになるな!」
と考えていたわけですが、
64時間終わってみて感じることは、
「あー、私のA-yogaは始まったばっかりやな」
ということ。
入り口開けただけだった!
けど、入り口には入れたし、先を歩いている先輩たちも見えます。進んでいけそう。
鍼灸院という看板で、鍼灸施術と、日々の暮らしへのアドバイスや相談、という仕事をここまでやってきていますが、これからは少しずつ、動く、ということも一緒にやっていけたらと考えています。
実際に、鍼灸院では少しずつ、一緒に動いたり、おうちでやっていってほしい動きをお伝えしたり、し始めています。
私の手で(そしてしゃべりで)整え「られる」という受け身の時間だけでなく、
より自分で「自分を元気にする」という手段をお伝えしていけたらいいなと考え、動いています。
まだ予約サイトなんかには反映させていませんが、動くのなんか興味あるわ〜、という方は、来られたときに(もしくは来られる前に)、こっそりちょっと教えてください。
あ、そうだ。顔の鍼もこっそり始めてますので、こちらもどうぞ…