こないだの「おかずのクッキング」の話に続き、土井善晴先生の話ですけれど。
一汁一菜の話と前後して、「暮しの手帖」で土井先生の「汁飯香のはなし」が連載されるようになって、そのはじめの方の回に、
「みそ汁はだしをとってもとらなくてもいい。
具だけで煮ても具からもだしが出るし、
煮干しやかつおぶしを具と一緒に入れて煮てしまってもいい」
というようなことが書かれてあったのです。
私はそれまで、「だしをとってみそ汁を作る」ということにこだわりすぎていて、だしをまとめて取って保存してはダメにしたり、だしを初めにとることがおっくうになって手を付けなかったりしていました。
それが、土井先生のあの文章で急に気が軽くなって、それから、毎日おみそ汁を作って食べることができるようになりました。
おみそ汁の具になるようなものは、買ってきたときに全部切ってしまって保存容器に入れておきます。
っていうか「おみそ汁の具になるようなもの」って結局、他のおかずを作るときにも使う野菜で、野菜って結局、切り方は料理によってそんなに変わらないんです、私の場合。
多少は変わるけど、別にこだわりないので、おみそ汁に入れる形を優先して切ってしまいます。
青菜、玉ねぎ、にんじん、きのこあたりが定番ですけど、今日はきのこがなくて、代わりにかぼちゃとパプリカが少し残ってたので薄く切っておきました。
あとは油抜きしたうすあげ(薄い油あげ)を切っておくとか。
うすあげについては、一度油抜きしたら、おみそ汁用に細めと、煮物用に太めと2種類の短冊切りにしておくこともあります。
今書いてて思いましたけど、わかめとかも用意しておくといいですよね。
だしじゃこは妹が嫁に行った先の高知のもの。
ちりめんじゃこも同じで、気分しだいでちりめんじゃこを入れておみそ汁を作ることもあります。
どちらも、そのまま具として食べてしまいます。
こうやって野菜を切ってしまっておくことで、朝ごはんのときまな板を出さないで済みます。
それに、いつも数種類の具の入ったおみそ汁を食べられます。
意外な組み合わせがおいしかったりとか。
液みそを使えばより手軽ですが、私はあのだしがちょっと濃すぎるというか辛すぎるというか、好きになれないので今はやってません。
一人分なので、小鍋でなくミルクパンを使っています。
径の小さい、深い鍋なので、一人分の水でもしっかり具がつかって、火の通りも早いです。
まあ、上記の理由で私ののおみそ汁は具がすごく多い!ということもあるのですが。
おみそ汁で野菜をいっぱい摂れるので朝はこれと冷凍ご飯と納豆、とかで満点ですし、切ってある野菜があればあとは味付けのある肉類=焼肉のたれにつけてあるやつとか、ウインナーとかとぱっと炒めれば包丁いらずで晩ごはんにもできます。
ほんと、簡単に野菜が摂れる手段としておみそ汁が使えるようになりますよ!
「野菜は直前に切らないとおいしさが逃げている」と考える方にはおすすめできませんけども。
昨日の夜はこれと、豚肉・手でちぎったレタスを焼肉のたれで炒めた焼肉丼でした!