ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

いい本が出ました

文筆家、梶谷いこさんの本『細部に宿る』と『あったらいいなはなくてもへいき』です。


梶谷さんはゆに鍼灸院の患者さん(って言ってもいいと本人から許可をいただいています)。

『細部に宿る』には、梶谷さんが「休む・食べる・動く」にこつこつと粘り強く取り組んだ結果、どんどん元気になり、自分の体を楽しんでいる様子が書かれています。(特に後半部分)。


その中に私が「通っている鍼灸院の先生」として登場していて、彼女のウェブサイトに登場するたびに密かに喜んだりしていたのですが、

このたび、あとがきに名前とともに紹介してもらいました。


お礼の言葉を書いてもらいましたが、お礼を言いたいのは私の方で、

自分の仕事がこんなにも、人が元気になる助けになるということをずっと見せてもらって、しかもそれが文章になってこうして形になって現れているのを見るのは、本当に嬉しいです。

うちに来てくださる方が元気になっていくのを見せてもらうのはそりゃあいつもうれしいけど、守秘義務があるので誰にも何にも言えないわけですが、

こうして本になって出してもらって、思わぬ方向からの喜びでした。

 

私も文章を書くのは好きだし、ここ数年、妊娠出産乳幼児子育てをしている間に更年期に入って、でもあきらめずに体の手入れをして元気になってきていることを、記録して書きたい、と思いながら、

プロでもないのに「ちゃんと書かないと」と思いすぎて結局過ぎてしまったな、という感じがあります。「ちゃんとした」文章を書くには、まとまった時間をとって、落ち着いて自分に向き合って、言葉を選ぶ必要があって、その全部がこの数年ぜーんぜん、できないことだった。

 

それで結局このブログも書かずに、細かなことをどんどん忘れていったわけなんだけど、

梶谷さんの仕事を読んで、

「そうだこれが、文筆家としての仕事、という文章なんだ!」

とはっきりわかって、同時に、

「私、文章は仕事とちゃうんやった!」

と今更に気づいて、そこから最近はブログを書くようになりました。

 

そういう意味でも、梶谷さんには改めて感謝。なんかトンチンカンかもだけど。

体を動かしましょう、寝ましょう、食べて…と伝えてはきたけど、もう今は私よりも梶谷さんの方が体がしっかりしていて、師匠と呼びたい。私も続くぞ〜、という気持ちにもしてもらっています。

 


今日受け取って、パンダちゃんの方は近所のホホホ座で買って、さっそく両方読んだのだけど、日常のことを細かにすくって、センチメンタルにならずに確かな言葉づかいで書かれているエッセイで、自分が載ってるとかは別として文章が上質で、ぐいぐいどっぷりと読んでしまいました。

 


なんとこの本、梶谷さんが執筆からデザイン、印刷、カバーかけ、納品まで全部自分でされたということで、販売されている書店は限られているのですが(商品ページに紹介されてます)、梶谷さんのホームページからオンラインショップで買うこともできます。

あと、ゆに鍼灸院でも数冊仕入れました。

よかったら、ぜひ!

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