ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

こつ10 甘いものを摂りすぎない

「元気に暮す20のこつ」を毎日ひとつずつ更新しています。

甘いもの、炭水化物は余分に摂ると体の中に水を増やす。

余分な水は体を重くし、冷えやすくする。

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 東洋医学食養生の考え方では、現代でいう「糖質」、つまり「甘いもの」「炭水化物」は、量を摂りすぎると体の中で「湿」を増やします。

 

「湿」というと思い浮かべるのは「湿気」。

あんまり日本人はにいいイメージじゃないですね。水気、とはちょっと違う感じで、やっぱり、じめじめしてなかなか乾かない…みたいな感じです。

 

体に「湿気」が増えるとどうなるか。

 

余分な水となって「むくみ」として体にたまります。

そのことで、体に「重だるさ」を感じます。そして、寒い時期などはその余分な水の分まで温めないとならなくなるので、冷えやすくなります。

 

そして、体の中では「脾」は湿気に弱く、「思」を担当する「脾」が湿気にやられると、気分も重だるく、くよくよしがちになります。

 

「主食」という考え方があって、食事で必ずごはんや麺を摂る日本の食事では、どうしても炭水化物が多めになります。

その上で、おやつに「甘いもの」を摂ってしまうと、簡単に「摂りすぎ」になってしまうのです。

 

そしてそれ以前に、東洋医学食養生で「甘み」といえば、ごはんやとうもろこしなどの「甘み」。

チョコレートや砂糖は、量がどうこうより、ひとくち目から「甘すぎる」食べ物なんです。

 

甘すぎる、けどおいしい!チョコレートやケーキは、特別なときに食べましょう!

こつ9 「知っている」ことの力を知る

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「知っている」ということだけでも、力になる。

行動できれば、なお良しだけど!

まずは知ることから。

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ここまで8つの「こつ」をお伝えしてきました。

 

特別なことは何もない、けど、たったいま毎日やるのは難しいな、と思った人もいるんじゃないでしょうか。

 

でもまずは、「知ってる」っていうことだけでも何かが変わる部分もあります。

 

「そうか、なんか調子出ないと思ったけどこれが理由だったのか〜」

という、「どうしてなのかわかる」というだけで、少なくとも気分が落ち着く、ということもあるから。

「体質だから」「そういう年齢だから」と片付けていたことに、ちゃんと理由がある、ということがわかる、というだけでも変化です。

 

そして、同じように「体に負荷がかかっている」ことでも、それを知らないままでいるのと、それをわかってやっているのとには違いがあります。

 

もちろん、わかった以上はそのままにしておかないで、少しずつでも変える行動をしていく方がいいし、そうしないと本当の意味では変わりません。

でもまずは、「わかること」「わかろうとすること」から。

 

「わかってるけど、できない!」については、まあ、おいおい変えていけばいいので、あんまり気にしすぎないようにしましょう。そのうちできる、わかってたら!

こつ8 「夜に寝る」のが大事

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「夜に寝る」のが大事。

昼間に寝るのは、夜寝るのの代わりにはなりません。

 

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睡眠をとることは、他に代わりの効かない大事な休養。

 

そして中でも、「夜に眠る」ことがとても大切なんです。

 

人は朝明るくなると活発に動けるように反応するようにできています。

疲労を回復し、体のいろいろな組織を修復する成長ホルモンは、深く質のいい睡眠のときにしっかりと出てくれますが、昼間の明るい時間に深い眠りを作るのは難しいものです。

 

東洋医学の考え方でも、

日の出ている時間は「陽の時間」、活動してエネルギーを発散する時間。

日が沈んだ後は「陰の時間」、陰の要素、「形のあるもの」を修復する時間とされています。

 

休むべき時間でない昼間に、質の高い休息を取るのは効率がよくないんです。

夜は寝る時間、としっかり意識して、朝、昼間の時間を有効に使いましょう。

 

また、社会のたいていの活動は朝始まるわけですから、そこをずらさないようにするには、夜眠った方がスムーズですね。

(夜勤のある人は大変です!そもそも、夜に動いていることには負荷が余分にかかっているととらえて、休息を多めに、できるだけ昼間でも暗くして休みましょう)

 

こつ7 「食べすぎる」こと自体が負荷になる

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「食べすぎる」こと自体が、からだの負荷になっています。

からだだけでなく、気持ちも疲れます。

 

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食べすぎて、摂るエネルギー量が消費するエネルギー量を超えていると、太ります。

 

太りすぎていていいことは何もないわけですが、それ以前に、「食べすぎている」こと自体も、体に負荷を与えています。

 

食べたものを消化する、ということはすごくエネルギーのいることで、それ自体で体が疲れます。

 

東洋医学の考え方では、食べ物から栄養を取り出すのは「脾(ひ)」という臓腑の役割ですが、「脾」は「思」という感情も担当しています。

なので、「脾」が疲れると、「思い悩む」「くよくよする」「考えがまとまらない」などの、気持ちの問題も起こってきます。

 

食べすぎが続くと脾=おなかが疲れてきて、「ちゃんと食べられているか」ということを感じる力が弱り、ますます、食べるべき適切な量がわからなくなります。

そして食べすぎてしまう。

そしてますます、量がわからなくなって、「食べすぎた…」と「くよくよしてしまう」。

 

なんだか食べすぎてしまう、というときは、一度踏みとどまって、食べるのを控える。

そうすると考えがしっかりまとまって、ブレーキがききやすくなりますよ。

こつ6 休まないと治らない

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休まないと、治らない

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「休養」をとらないと、「回復」しません。

 

毎日、仕事をしたり家事をしたりして働いて消費した分は、休まないと回復しません。

 

風邪やその他の病気にかかったとき、今なにか抱えている症状があるとき、それを「治す」のにまた、エネルギーを使います。

 

と、いうことは、日常生活を送っていて、日常生活を続けたままで、例えば風邪を治すには、エネルギーの収支が足りません。

「治す分」のエネルギーを取ることができないからです。

 

日常生活に毎日余裕があって、元気がありあまっている、という人はともかく、毎日の生活をこなして、寝て起きて次の日を過ごすとまた夜疲れて寝て、むしろ週末はくたくた…みたいな人が、日常生活の活動量を減らさないで、風邪やその他の不具合を回復させることは、できません。

 

「休む」ことは、薬を飲んだり何かを食べたりすることでは代わりができません。

風邪薬を飲んで、日常生活をそのまま続けたら、治りません。

 

 

「働く」以外にも、何か活動をすれば、エネルギーを消費するし、消耗します。

だから、「休みの日に遊ぶ」ことでも、疲れます。

ストレス解消に何かべつのことをやりたい、いつもと違うところへ行きたい、という気持ちもわかりますが、体を休ませる、ということをまず確保しないと、「からだ」は満たされませんよ!

 

 

生活から何かを減らす、ということも考えていきましょう。

こつ5 「どれだけ」食べるか

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「何を」食べるか、よりもまず、

「どれだけ」食べるかを考えてみよう。

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 食べることについて考えるべきことは、こだわりだすとたくさんあります。

 

最近の…のようで実はずーっと、流行りは何か特別なものを食べること。

これを食べたら元気になれる、これを食べろ、これを食べるな。

近頃の流行りは「スーパーフード」でしょうか。

 

それよりもまず、「どれだけ」食べるか、ということを考えましょう。

自分に合った量を食べられているでしょうか。

 

量、といっても「かさ」ではなくて、エネルギー量で考えてみます。

「カロリー」が単位で表される数字です。

 

使うエネルギー量と、飲んだり食べたりして摂るエネルギー量を比べて、

摂るエネルギー量が多いと、太ります。

 

でもこの反対はそう単純でもない人がいます。

やせすぎている人は、摂るエネルギー量が足りなくても、どんどん体重が減る、ということがないことがあるのです。

それ以上やせる前に、

「元気が出ない」「朝起きられない」「体が冷える」

などの「消費エネルギーを減らす」方に体が調整することがあります。

 

「食べすぎて太る」のも問題ですが、やせすぎている人が「食べ足りない」ということも同じように問題です。

 

ちゃんと量を食べられているか、まず考えてみましょう。

 

こつ4 自分に合った運動を

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運動には種類があります。

自分に合った、自分に必要な運動を!

 

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「運動しなきゃ!」

というのは、特にオトナの合言葉みたいになっているところはありますが。

 

 

「運動」といったとき、何を思い浮かべているか、というのは本当に人それぞれ違うようです。

 

そしてたいていの人が思い浮かべている「健康のための運動」というのは、けっこう大がかりで大変なことが多いみたい。

 

朝早く起きて走りに行くとか、スポーツクラブに入会するとか、ヨガに通うとか。

 

それで、「うわ〜、たいへん…できない!」って思って、何もしない。

そういうことになっている人は多いです。

 

でも、運動にもいろんな種類があります。

そして、自分に合う運動というのはそれぞれ違います。

 

走りに行くよりも、ストレッチした方がいい人もいる。

リラックス系のヨガに行くよりはちょっとがんばる筋トレした方がいい人もいる。

まずは一日数回、肩をぐるぐる回すことから始めた方がいい人もいる。

 

 

今特に「運動」していない人ほど、今必要な「運動」はしんどくもないし、たいへんでもないことが多いです。

しんどくてたいへんな運動ができる状態じゃないですから!

ちょこっとしたことから始めましょう。

 

 

…じゃあ何やったらいいかな?

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