ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

鍼灸ってすごいな〜(他人事⁈)

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夕方で暗い写真なのだけど、近所のジャスミン。とりあえずボリュームと香りがすごい。

 

 

縁あって、ひっっっさしぶりに鍼灸治療を患者として受けてきました。

 

結論を申しますと、

 

「やっぱり鍼灸ってすごいな〜」

 

と、思いました。体感しました。

 

受けた後、体の流れがスッキリして、温かい感じがはっきりわかりました。

そして、気分が楽しくなりました。

 

そもそも私はそんなに体調が悪くないし、気分もそこまで悪くなかったのに、です。

 

 

鍼灸のすごいところは、「ちょうどよくなる」ところ。

例えば、血流が良くなりすぎて熱い!とか動悸すごい!とかにはならないし、

例えば、知らんけどエナジードリンクとかの類を飲んで、妙なテンションになるまで気分が盛り上がりすぎる、とかにもならない。

 

ちょうどいい。

しかも、それは自分の中にある、ということ。だってなんの薬も入れてないからね。

 

 もちろんそういう風にできるのは術者の腕かげんなわけで、私もずっと精進すべきところ。

 

 

鍼灸の施術って、学校で習って、免許を取るためのスタンダードなものがまずあって、その中でも何を選択するかで幅が広がるし、

いくつか流派があってそれにどっぷりというやり方があったり、

中国式はまた違う発展をしていたり、

だいたい鍼とお灸って別の道具やし。

 

それに、それぞれの先生の人柄がかけ合わさるわけで、鍼灸院ってほんと、それぞれ。

 

だけど、鍼灸受けた後のこの、

「ちょうどええわ〜、楽しいわ〜」

っていう感じは、どこで受けても、ありました。私はね。

それこそが鍼灸のすごさやと思います。

私はそのすごさにまだ、乗っからせてもらってるなと感じた。

 

 

筋肉みて骨や関節をみて、痛みを取るということももちろん鍼灸が得意とするところ。

それにこの、ちょうどいい気分のよさも一緒についてくるのが鍼灸のいいところ。

 

そこって実はあんまりわかってもらってないな〜、もったいないわ〜、

と思って、今日は患者として目線で書いてみました。

 

 

 

ちなみに鍼灸院はそれぞれ、と申しましたが、

 

ゆに鍼灸院は、私が痛いのイヤなので、そして痛いのいらんと考えているので、基本的には痛くない施術を心がけています。

 

そして施術受けるだけでなく日常生活を変えた方が効率がいいので、その方法をめっちゃしゃべります(黙っといてオプションあります)。

 

筋肉、関節など運動器の問題については、動いた方がいいことがあるので鍼も灸もしないで一緒に動くことがあります。

 

 

そんな感じです。

鍼灸、ほんといいんで、一回受けてみて欲しいなあ。うちじゃなくていいので。もちろんうちでが希望だけど!

人は悲しみが多いほど

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ご近所のモッコウバラ

ここのに憧れてうちの前にも来てもらったけど、まだまだ貫禄が負けておる。

 

humanite.hatenablog.com

 ↑近々のお知らせはこちら。

 

 

この話、何度かしようとして、言い方むつかしいなあと思って言うのあきらめてたけどやっぱり言いたい〜すぐに言いたい〜(RG)っていう気持ちになったので、言いますね。

 

 

有名な歌に「人は悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから」っていうの、ありますよね。

 

まあそれに異論はないんですけど、でもそれにしたって、

悲しいことなんて、ないならないにこしたことない、と思います。

 

でも悲しいことがあったから、それならしょうがない、せめて、「これでまた人により優しくできるようになったかもな」っていう、後づけで、

「せめて」

って考えること。負け惜しみっぽい。

 

それを妙にひっくり返すと、

「人に優しくあるためには、悲しみが多い人生であるべきだ」

みたいな考えになっている人、いるように思います。

 

私は人より悲しみが多いから、優しいもん。っていう感じ。

 

「悲しみ」のところには、たとえば「繊細さ」とか「弱さ」とか、「つらさ」「苦しみ」なんかも入ります。

確かにそういう要素が多いほど、人のつらさがわかって、優しくはなれるのかもしれないけど。

 

でも、人に優しくする「ために」そんなもんを持ってる必要は、ない。

と、私は思います。

 

もっとストレートに、直球で、悲しいこととかつらいことがない、楽しい毎日を送りたい!って思って、それを求めて生きてていいと思います。

 

「私、悲しいこともつらいこともいっぱいあるから、人には優しいもん」なんてことを自分の軸にして支えにしてると、いつまでもしんどい。

 

楽しい自分で毎日すごして、その楽しさを人に分けていくことで「優しさ」にすればいいんじゃないか。

 

最近そんなふうに、「私もしんどいことありました」「私もつらいです」っていうので勝負すんの、やめよ!って思って、そうしてます。前はちょっとやってたな、と思って。

 

 

こういうこと言うと、「そらあんたは今楽しいやろから」みたいに思われるのがなんかどうもなあ、と思って、言い方難しいな、と思うのですが。

 

別に私だって楽しいことばっかりじゃないけども、それはそれとして置いといて、

しんどいことばっかり見てないで、

自分にないことばっかり見てないで、

まあ見えるんですけどそういうときも「私には、ない……」じゃなくて、直球で「ええなー!私も欲しいんやけどな!」と認めてしまってとりあえず置いといて、

 

欲しいんやったら取りに行く動きを、アクションを、ちょっとでもやることでしか進めへんな!

 

と、思うわけです。

 

ほんまはもっと楽しく、シンプルに、楽に、明るく、進んで行きたいのに、

いまそういう状況にないからってそこから目をそらして、「しんどい分人には優しいし人の気持ちわかるもの」とかって、もったいない!

 

と、思うわけです。

 

 

あかんやっぱり文章で伝えるのには力が足りない…

 

でも繰り返し言っていきたいと思います。

「悲しい」「しんどい」「つらい」を軸にするの、やめよ!

「うれしい」「楽しい」「大好き!」(ん?)をもっと真正面から求めていこ!

 

なんか急にえらいこと言い出したけど、まあ、今日は言いたかったので。

とりあえず、遊びに来てみませんか。

イベント、として立てるほどのこともないんですけどもね、

 

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「風の写真館」が来る5月20日と21日は、わたし鍼灸師やりません!っていう話です(おい)。

 

正確には、土曜の午前と日曜の夕方からはご予約お受けしています。

予約サイト→ ゆまにて ゆに鍼灸院

 

 

でもそれ以外の、土曜の午前と日曜の午後は、施術室に入らないで、ずっとゆまにての土間とか台所にいます。

 


新しく買ったコンベクションオーブンでピザを焼いたり、スイスで買ってきた(予定)コーヒーを飲んだりして、うちでまったりしませんか?オオマエのアップルケーキも買ってくるつもり。

 

 

去年、「風の写真館」の日に仕事をいっぱい入れてしまって、やってくる人たちとお話しすることができなかったので、今年はゆっくりお迎えしたくて。

 

 

あとそうそう、
「会ったことない人に鍼灸施術されるのはちょっと…」
っていう人、単に私がどんな人か見に来てもらってもいいです(笑)。

それから古民家マニアの方も!

 

 

そんなわけで、20日21日は、うちでお待ちしてます。
遊びにきて〜。

 

なんでもは言いすぎたけど

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午後になると吹き抜けからさんさんと光が入って、

「この家にいるなんてもう無敵やな」

と思う季節になりました。冬はどないしよかと思うほど寒いけど。

 

 

ちょっとなかなかショックでかいな、という出来事があったのですが、食べて寝てをちゃんとしてたら思いの外落ち着いていられます。

 

やっぱり体がしっかりしてるってすごく大事やし、体さえしっかりしてて、あとは時間がたったら、たいていのことはなんとかできる気がする、と改めて確認した感じです。

 

 

というのは、実は前にも同じ出来事があって、でもその時は自分史上最高レベルに仕事で自分を追い込んでいて、体力的に余力がほとんどない、という状態で、相当翻弄されてフラフラになっていたのです。

 

その時はこころがやられてしまって、と思っていたけれど、きっとそれより先に体も参っていて、出来事のショックをからだで受け止めることができずにそのままこころが受け取ってしまった、ということだったんだと思います。

 

同じ出来事を、全然違う体の状態で受け止めてみて、違うもんだなあ、と実感したので、実験的な感じで冷静に比較してしまっています。

 

 

体とこころは別だ、という考えもあるけれど、私は一緒だと思っています。感じています、と言ってもいい。

東洋医学の考え方ではそれは当然のことなのですが、体育学部を出て鍼灸師の免許を取って現代医学の考え方も持っても、同じように「感じています」。

 

だから、もう一回言いますけど、体がしっかりしてたらちゃんと考えられるし、考えて行動できるし、それに時間がたってくれたら、いろんなことが解決していけると思います。

(物事が解決するということと感情の整理がつくことは別のことだと思うけど、それはまた別の話)

 

 

今日そんなことを改めて思って、

そうか自分は自分の店でそのことをやりたいんだな、ということがすごくはっきりとわかりました。

 

心とか気持ちとか、形がなくてそのままさわるのは難しい。

だから形があって動かせるからだの部分からなんとかしてみよう。

それで毎日を楽しくすごしていけるようになってもらおう。

 

そう、最後は「毎日を楽しくすごしていけるようになってもらおう」という店なんでした。そうだった。

 

 

「元気があればなんでもできる!」

と言ったのはあの方ですけど、「なんでも」はまあ言いすぎとしても、やっぱり元気、あるといろんなことができるよな。

これからも人の元気のお手伝いをしていこう。

まずは肉食べて自分を元気にしよう。

 

 

そんなことを思ったので、久しぶりに、あんまりよく考えないで推敲もしないで、「店主雑感」書いてみました。

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午後に台所がキラキラしているところはほんとに素敵。

でも散らかりすぎて写真上げられない。

いただいたフェンネル、なんか栽培モードに入っている…

 

5月のお知らせまとめ!

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風薫る五月、といいますがほんま、うまいこと言うなあ!

気持ちのいい季節。でも朝晩冷えて気温差がけっこうあるので、体はけっこう疲れます。

と、養生っぽいことを言ってみる。

 

さて、5月のお知らせです。

 

施術のご予約はネット予約か、お電話でどうぞ。

ネット予約  ゆまにて ゆに鍼灸院

電話 075-748-1983

 

ゴールデンウィークは通常営業(火曜定休、第2・第4日曜定休)です。

なので2日だけお休みですね。

 

13日(土)午後〜17日(水)午前までは東京出張で、京都はお休みです。

 

町家でA-yoga

ゆまにてから徒歩3分、築90年の集会所で行うA-yoga。

今月は5/20(土)13:00〜 下南田町集会所にて

費用:4000円

詳細は以下のページでどうぞ。

町家でA-yoga vol.22

 

 

寺子屋ゆまにて

月に1度の「寺子屋」。

今月は体のつくりと使い方、「肩から首」です。

 

ざっくりしすぎてよくわからない!と思う向きもおありでしょうが。

骨、筋肉のつくりや動き方を、骨格模型やご自分の体を使って理解していきます。

「自分の体ってどうなってるの?」ということがわかると、毎日が楽に過ごせたり、楽しく過ごせたりしますよ。ほんとです。

 

5月21日(日)10:30〜12:00 @ゆまにて ゆに鍼灸

費用:2500円

お申込みはお電話075-748-1983、またはinfo@humanitekyoto.comまで。

 

寺子屋ゆまにて「肩から首」

 

 

町家でエス

ご好評いただいています、鍼灸エステの極楽コース。

今月は5/27(土)です。

エステのみでのご予約もお受けいたします。

 

 

風の写真館 inゆまにて

店主友人のフォトグラファー、ヤマグチイッキの、旅する写真館が今年もゆまにてにやってきます。

「風の写真館」は、年に一度やってくる移動写真館。

ヤマグチイッキが日本全国を回っているこの「風の写真館」、関西では今のところ京都・ゆまにてのみでの開催です。

 

写真館で写真を撮る、って、七五三とか成人式とか結婚式とかでしかしないもの。

それに、そういうときって盛装してたりして、

「ふだん着のちょっといい写真」

ってなかなかないですよね。

 

京都は今年で3年目になり、店主も家族で続けて撮ってもらっていますが、何も変わらないようで自分もどんどん変化するし、家族が増えたり、いろんな変化があって、続ければ続けるほど楽しい、と思っています。

 

www.facebook.com

残り枠が少なくなってきて、土曜の午後がお取りしやすくなっています。

お問い合わせ、お申込みは

ゆに鍼灸院 075-748-1983 または info@humanitekyoto.com まで。

 

「春の食養生」「鹿肉で解剖学」やりました!

今日の寺子屋、満員御礼の10名参加でワイワイやりました。

 

午前は「春の食養生」ということで、食養生の基本の考え方と、春という季節に合う食べ方、春に旬を迎える食材の性質と使いかた。

そしてその実践としての、春の昼ごはん。

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午後は、ご縁あってやってきた、

「鹿の脚一本」

を教材に、筋肉や関節のつくりを学んでから、実際に脚を解体しての解剖実習。

そしてこちらも軽く調理して味見、それぞれ持ち帰り。

 

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午前と午後で違う内容で、ごはんもあるし当日初めて対面する鹿肉もあるしで、実は前日、
「こら明日は大変や…大丈夫かな」
と思ってけっこう心配してたんですけど。

 

場所があって、お茶作って、あとちょっとしゃべるだけで、あとはみーんな、参加者のみなさんがどんどこどんどこ進めてくれて、


終わってみればあんなにみんなでワイワイしてもりもり食べたりしたのに、きちーんと片付いて、解散

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すごいんですよ。すごいの。

 

好きな時に座ったりお茶飲んだり、ゴリゴリ参加したり、本棚のぞいたり平気で冷蔵庫開けたり(笑)。


リラックスして好きなことできる。

 

そういう場所であり、場面である「ゆまにて」、できてるんや!


っていう、いやちょっとほんと、感動しました。


みなさん、ありがとうございます!
これ、今日来て下さった方だけでなくて、ゆまにてを見守ってるだけとかも含めて、ここ見て下さってる方全部。来たことないけど見てるだけもアリで。

 


そんなわけで、来月は5/21(日)10:00〜「肩から首にかけて」をやります。
こんどはごはんはないんですけど。


ごはんはまた、夏になったらやろうかな。
あ、その前に梅雨の養生やんないとですね!そうしよう。

ヨガ指導者のためのワークショップ!

来週から「ヨガと経絡」のワークショップをさせてもらう、近所の素敵なstudio monkさんでのワークショップ第2弾!

 

写真とタイトルだけでマニアックさがぶりぶりはみ出ちゃってますけど…

「土台骨と貴女とヨガ」

に、講師として呼んでいただきました。

 

 

6月25日(日)・7月23日(日)の2回にわたって、「前屈」と「後屈」について、骨から見ながら、実技をしつつ、

 

多分めっちゃ濃い〜ぃ3時間になる予感です。

http://studiomonkbymonk.tumblr.com/post/159511611284/土台骨と貴女とヨガ-ws-2days

studiomonkbymonk.tumblr.com

 

 

京女の素敵なヨガインストラクター、キノシタケイコさんと二人で、です。

ケイコさんのブログはこちら。

ameblo.jp

 

そもそもは、うちの近所の素敵な石窯レストラン&スタジオ、monkさんの、スタジオ主宰のえりなさんと、ケイコさんと私とでの雑談からとんとん拍子で進んでいった、そんな流れで始まりました。

 

monkさんはすごく素敵なお店で。

1階がレストラン、2階がスタジオです。

哲学の道に面して、2階のスタジオからは緑が、いまの季節は桜が満開に広がって、本当に素敵なところです。

restaurant-monk.com

 

寺子屋を地味に自作自演(??)してきましたが、今回はmonkさん(えりなさん)と、ケイコさんと外に出てのお仕事。

いろんなことを3人でああでもないこうでもないと熱く語りつつ、進んでいます。

 

ちょっとマニアックすぎて、誰にでも、という講座ではないのですが、ヨガを続けていらっしゃる方、指導者の方、よかったらぜひ。