ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

ラジオ体操を毎日!

ラジオ体操を毎日やっています。

 

ラジオ体操はよく考えられた体操です。

ちょっと上半身に寄る感じはあるけれど、まず前提として立ってやっているし、下半身の動きが入るものは股関節から動かすようになっているし、きちんとやるとすごくいいです。

 

 

運動には種類があって、大きく分けて、

1.いい動きや流れを作るもの

2.持続して消費するもの

3.筋肉を増やすもの、という感じ。

この中でラジオ体操は「1」と、あまり筋力のない人にとっては「3」になり得ます。

この話はそろそろきちんとしないとなりませんね。します。

 

 

 

「運動しなきゃ…」と思ってるけどやらない場合、いろんなハードルがあると思いますが、

・忙しくて時間がない

・やり方がわからない

というのはけっこう大きな要因(言い訳)になると思います。

 

ラジオ体操はこのへんをすっかりクリアしていて、

3分くらいのことなので1日のうちに絶対やる時間あるはずですよね。

小学生の頃にやり方は魂レベルまで刷り込まれてますよね。

 

 

今回の東京出張でみなさんとお話ししていて、「それいいですね、やってみます!」とよく言われたのが、

「テレビ体操を毎日自動録画して、やるまで消さない」

方式です。私はこれで毎日やっています。

 

NHKのテレビ体操は朝の6:25から毎日10分間やっていて、「みんなの体操」と「ラジオ体操」を続けてやっています。ラジオ体操は第1と第2を交互に。木曜だけはラジオ体操第1と第2を続けて。

 

朝その時間にできないでもいいので、とにかく毎日録画して、みながらやって、やったら消すことにしています。やらないとどんどんHDDにたまります。

 

Youtube見ながらやってみます」っていう方もありますけど、自分でやる時間決めてきっかけつくってやる方が、「続ける労力」がいります。

そこの努力はNHKとレコーダーまかせにしちゃった方が、続きます。

別にこんなところに意志の力!とかいりませんので、毎日「やる」ことの方が大事!

結果にコミットしていきましょう(?)。

 

 

私の場合は他でも体を動かすし、と思って「ラジオ体操」だけやっていますけど、みんなの体操もスクワット的な動きが入っているし妙にコミカルでいいと思います(そこ?)。

 

ラジオ体操は「正しく」やるとすごくいいので、映像で見るとアシスタントさんの動きがお手本になって、それもいいです。

私は近所で「きちんとラジオ体操」という集会をやらせてもらってますが、ちょっとのことで全然効き方違いますよ。これもまたどこかで開催したいですね〜。

PDFで写真解説は公式サイトから見られます。

NHKテレビ・ラジオ体操

 

 

毎日同じことをやると、その日の自分の様子もわかっていいですよ。おすすめ!

Exodus!

エクソダス、と聞いて思い出すのは、村上龍先生の作品と、宇多田ヒカルちゃんの英語アルバムと、アメリカ映画。

でもどれも読んだことも聴いたことも見たこともない。

 

Exodus、というのは聖書の出エジプト記のことだそうです。

 

まあそれは全然関係ないです、いま言いたいことは。

 

 

いやなことつらいことには、立ち向かって打ち勝つ、乗り越える、耐える、などがわかりやすく美徳とされがちだけど。

 

いまいる場所ややっていることが自分にぴったり合っているとは限らないから、

これはアカン、と思ったら逃げてもいいし場所をかえてもいい。

これはアカン、というのはいろいろあるけど、

自分の体や気持ちがそれに耐えられないほどの負荷があるとか、

自分が大事にしているものを土足で踏まれるとか、

そういうことで十分、「脱出」する理由になる。

 

打ち勝つ、乗り越える、耐える、も、それを自分が選びたいならそうしたらいい。

 

結局、自分で決めていい。

 

 

「ねばならない」ことなんかほんとはそんなにないし、できるだけ減らしたい。

 

 

縛られていることに気づいて、逃げ出す、ということができる自分の気持ちと体の強さを持てたら、どうにでもなる。

 

 

うむ。

自分で選んでやっていこう。

 

 

わかる人にはわかる私信みたいになっちゃったけど。

いいことに改めて気づかせてもらったな。

 

 

おやすみなさい!

ゆまにてin Tokyo

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東京です。

 

2か月に1度の東京出張、続けて来てくださる方が多くて、90分の枠なのですが、

 

この2か月どうでしたか?

今日はどんな様子ですか?

今度会えるまでどうしましょうか?

という話を聞いて、私からも伝えて、相談して作り上げて、

 

ってそれだけでも大変なのに鍼灸施術までしてるもんだから(逆、逆⁈)、

 

頭と体が大忙し。

 

 

来てくださってる方が言ってらしたように、

「カスタマイズ寺子屋

なんですよね。

 

いまのその人の生活で、どうやったらよりよくしていけるか?を一緒に考えてます。

 

早寝早起きして下さいね、って言ったって、

仕事から帰宅するのが23時だけどどうする?

赤ちゃんが夜中にまだ数時間おきに起きるけどどうする?

 

それぞれに、いろんな設定があるから、「こうするといいよね」をそのまま当てはめることはできないこともある。

それを、せめてこれだけは!とか、代わりにこれで!とかで、埋める方法を考える。

「埋まらない」を確認することになることもある。それでも、「それがわかる」っていうのも大事なこと。

 

 

東京の方は2か月に1度だからそういう場だ、ということがわかりやすいけど、京都の通常の場面でもそれはできてるのかな、っていうことを振り返ってみたりしています。

もっといい場にできるよな。うむ。

 

 

 

それから。

横浜に3年間住んでいた頃通った道を歩いていたら、いろんな思いがふわ〜っと浮かんできて、でもそれをただ眺めていました。

感情って、毎日自分が使っている意識の下に、すっかりしまわれていて、でもなくなってるわけじゃないんだな、と思った。

まあこの話は自分メモなんでこの辺で。

 

 

 

 

「寺子屋ゆまにて」という場

基本的には告知のためですが、寺子屋についての思いを書き綴ります。

大事に思ってるんですこの会を。

 

で、さっそく告知。

 

humanite.hatenablog.com

 

 

続けること

まず、継続した講座をどうしてやっているか、というと。

私が寺子屋でお話ししていることというのは、一撃必殺、一発逆転、というような内容ではない、というのがまずあります。

 

これまでも、1日で6時間とか3日に分けて2時間ずつ、とかで講座をやって、東洋医学と養生についてのお話をしたことがあるのですが、

「その後実践されたのかしら?」

ということはずっと気になっていました。

 

養生も、体の使い方も、ある程度続けないと変化は出てこない。

けれど、続ければ絶対自分を変えられる。

 

だから、月に1回顔を合わせて、「この1ヶ月どうでしたか?」という話ができるのがいいな、と思ったのです。

 

はじめは3回で、というコース組みも考えたのですが(その方が途中で入りやすいし)、話したい内容を考えてみたとき、どうも3回では入りきらないので(結局6回でも全然入らなかった)、半年のコースにしました。

 

 

寺子屋」という意味

確かに古い家や集会所でやっているので、雰囲気的に「寺子屋」ということもありますが、この言葉にはもう少し深い意味を私自身は見出しています。

 

江戸時代に始まったという寺子屋、えらい先生が教えるのでなく、平民(町民や農民)が先生役になって、実用的なことを教えていたといいます。

その延長上にある(と思うんだけど)松下村塾なんかでは、誰が先生だとか、教科書に沿ってとかだけでなく、生徒同士が交流して学び合って、新しいことが起こってきました。

 

もちろん私は講師ですから、教材を用意して、話題を提供して、お話をします。実技もあります。

 

けれどそれが一方通行でなくて、私の提供した話題から感じたことを自由に話してもらったり、そこから話を展開したり、生徒さんどうしで学び合いがあったりする。

そしてもちろん、その場から私も学ばせてもらっている。

 

そういう場としての「寺子屋」でありたいと思っています。

 

 

第1期を終えて

初めての試みだったこの4月からの第1期、あと1回を残すのみとなりましたが、充実して、楽しい会でした。

 

そこは私の人徳、ではなくて、ほんと、生徒さんみなさんのおかげで、すごく、すごくいい会に育ってるんです。

べたべたとした会ではなくて、でも安心感があって、言いたいこと聞きたいことを好きなように口に出せる、ような。

うちはほんと、人に恵まれてます。

 

カリキュラムを作って、基本的にはそれに沿って進めましたが、私がしゃべりすぎたり、生徒さんから新しい流れができたりして、こなしきれない回もありました。

 

でもそれも、継続して来月も会える、ということで、うまく調整して翌月やその先に回したりして、臨機応変にやれました。って最終回に積み残しがけっこうありますけど…

 

そしてこれまで5回を終えてみて、

「アカンこれ全然終わらん、言いたいこと言い切らん」

となって、生徒さんにも相談したところ、

「全然聴きたりない、なんかもっとあるやん」

となったので、今回、入門編と並行して継続編をやっていくことにしました。

 

内容について、「アドバンス編」みたいにしてカリキュラムを作ることも考えたのですが、どうせその6回やっても「言いたいこと言い切らん」になるに決まっているので、エンドレスでやっていくことにしよう、と決めました。

 

体のことやってて、「終わり」がきたとしたら、それは私のインプットが甘いせいだから。

そういう意味合いも込めて、「ずっと」やろうと思っています。

 

 

そういうわけで

当初は前期と同じ第3日曜で新しい期を開講する、と告知していたのですが、第1期のみなさんに敬意を表して、というか、まあ来てもらいやすいと思うので、第3日曜は継続コースに、そして新しい期を土曜に設けることにしました。

 

後期に人は来てくれるのか、その後はどうするのか、それはまた、その時考えます。

 

希望とか要望とか、言っていただければありがたいです。

 

・メール info@humanitekyoto.com

・こちらからお問い合わせ  ゆまにて ゆに鍼灸院 - お問い合わせ

twitter @anyuni

 

 

と、いうことで再度告知!

参加表明お待ちしてますー。

 

humanite.hatenablog.com

 

2016年度後期「寺子屋ゆまにて」および継続クラス受付開始!

今年の4月から行ってきた「寺子屋ゆまにて」が今月最終回を迎えます。

10月からは新規の「入門編」を6回コースで開始します。また、基本的には「入門編」を終えた方向けの「寺子屋」を継続で開催します。

 

寺子屋ゆまにて入門編」と「寺子屋ゆまにて」

お知らせしてきた通り、10月から「2016年後期」を開始します。これを寺子屋ゆまにて入門編」とします。

この寺子屋は半年間、6回で完結するものです。半年ごとに繰り返し開催を予定しています。

 

そして、主には入門編の6回を終えた方向けの寺子屋を継続して行います。これを今後寺子屋ゆまにて」とします。

こちらは月1回、ワンテーマでの開催として、ずっと継続して行っていきます。

どなたでもご参加いただけますが、「入門編」で基本的な知識を持っていただいた方がわかりやすい、という内容になります。

 

 

 

寺子屋ゆまにてで学ぶこと

東洋医学の基本的な考えかたをわかりやすく学ぶとともに、それを日常の暮らしに取り入れる実践的な方法を学びます。

また、体のしくみや形を学び、無理なく、痛みやこりの出ない使い方ができるようになることを目標に、自分のからだを観察し動かしてみます。

鍼灸師/アスレティックトレーナーとして活動してきた店主が、いろいろな方向からのアプローチをみなさんにシェアします。

メディアにあふれる「健康法」「からだにいいこと」を、根拠を持って選べるようになっていただきたいと思っています。

 

こんな人におすすめします

「自分で自分をととのえる」ための、正しい知識を身につけたい方。

自分のからだに興味を持っている方。

いま、専門的な知識を持っていなくても大丈夫です。

 

 

 

寺子屋ゆまにて入門編」スケジュールと各回内容

・基本的には、「6回を通して」の受講をおすすめします。

・各回のみの参加も可能ですが、第1講から順を追ってお話ししますので、途中回のみの参加ですとわかりにくい内容があります。

・参加できない回については、2017年前期以降に受講ができます。

 

基本的には第4土曜開催。連休等でずらすこともあります。

さっそく10月については第5土曜の開講です。

 

 

2016年後期 要項 

費用: 6回 19000円(税抜)

    各回1回のみ 3500円(税抜)

    再受講 各回 2500円(税抜)

   ※テキスト代を含みます。

 

場所:ゆまにて or  下南田町集会所(ゆまにてから徒歩3分程度)

時間:各回10:00〜12:00

 

第1講  10月29日(土)

  東洋医学ってなに?陰陽五行論の基本

  自分の「姿勢」を観察してみよう

  

第2講  11月26日(土)

  気・血・水ってなに?

  自分の「呼吸」を観察してみよう

 

第3講  12月17日(土)※第3土曜です

  「臓腑」のはたらき 体とこころのつながり

  「足」の動きをみてみよう

 

第4講  2017年1月21日(土)

  暮らしの養生のきほん

  「骨盤」の動きをみてみよう

 

第5講  2月25日(土)

  からだ観察してみよう 脈・舌・おなか

  「肩・首」の動きをみてみよう

 

第6講  3月25日(土)

  ツボを使ってみよう 経絡ってなに?

  「背骨」の動きをみてみよう

 

※それぞれの回に、季節の食養生やセルフケアの内容が加わります。

※後期も同様に6回シリーズで開催予定

 

 

お申し込み:

 info@humanitekyoto.com まで、以下の内容をご記入の上お申し込みください。

 または、HPのお問い合わせフォームからどうぞ。

ゆまにて ゆに鍼灸院 - ご予約・お問い合わせ

 

・氏名(ふりがな)

・6回申し込みor参加希望回

・メールアドレス

・当日連絡の取れる連絡先(携帯電話番号など)

・こんな内容をやってほしいというご要望、お問い合わせなどがあれば

 

 

寺子屋ゆまにて」スケジュールと内容

入門編を終えた方を中心に、より詳細な内容を月1回、ワンテーマで深めていく会です。

入門編を終えている方向けの内容としますので、東洋医学や養生の考え方に一通り触れている前提の内容となりますが、入門編受講中、未受講での単発の参加も可能とします。

 

各回終了時に次回の内容の希望を列席者に伺って次回内容を決める、 という方式にします。各回の初めに、その時期の養生の実践のお話をします。

 

11月は11月20日(日)10:00〜『背骨についてとラジオ体操』です。

背骨は何個の骨からできているの?

どんなふうに動くの?

ということから、実際に動かしてみることで、背骨が楽な動き方を探していきます。

後半はラジオ体操を「正しく」やります。

寺子屋初めて、という方にもわかりやすく聴いていただけます。

 

費用:各回 3500円

日程:基本的に第3日曜 10:00〜12:00

場所:ゆまにて または 下南田町集会所

 

 

お申し込み:

 info@humanitekyoto.com まで、以下の内容をご記入の上お申し込みください。

 または、HPのお問い合わせフォームからどうぞ。

ゆまにて ゆに鍼灸院 - ご予約・お問い合わせ

 

・希望日

・氏名(ふりがな)

・メールアドレス

・当日連絡の取れる連絡先(携帯電話番号など)

・こんな内容をやってほしいというご要望、お問い合わせなどがあれば

 

 

店主の、この寺子屋についての暑苦しい思いはこちらの記事をどうぞ。

 

humanite.hatenablog.com

 

 

土井先生とワインビネガー

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今日は午後から所用で出かけて、帰ったのが20時過ぎ。

河原町成城石井で大好物の「タイ風春雨サラダ」(増量してた!)を買ってきて、冷凍ごはんとこれで済まそうか…と思ったけど、結局、お味噌汁も作って食べました。

満足。

 

 

最近できるようになったこと。

「毎日、お味噌汁を作って食べる」。

 

一人暮らしでお味噌汁をいつも作るの、なかなか私にはハードルが高くて、続かなかった。

 

それが、今売られている「暮しの手帖」に掲載されている、土井善晴先生の「汁飯香のお話」を読んで、急に、すっかり、できるようになりました。

すごい。もともと大好きだったけど、やっぱり好きです土井善晴先生!

 

とてもいい記事で、5ページくらいのことなのでどこかで読んでもらったらいいと思うのですが、簡単に言えば「ハレとケを分けて考えて、日常はご飯、味噌汁、漬物の汁飯香でよろしいやん」という話。

 

その代わり、味噌汁を具沢山にしよう、というのですが、私が今回取り組めるようになったきっかけは、

「ダシはとらない」

ということでした。

 

だしが効いてると美味しいし、そこはやらなあかんやろという妙なこだわりがあって、まとめて取ってはダメにし、インスタントの粉は一人分だと毎回あまり…

 

ということだったのですが、土井先生の言うこときいて、水でいろんな種類の野菜を混ぜて、美味しい味噌を使ったら、十分美味しい。

煮干しを数匹、だしの代わりでもあり具でもあるという位置付けで入れているので十分以上。

 

それで、毎日味噌汁作れる!と思うようになったので、冷蔵庫にはコンテナに入れて「お味噌汁の具用の野菜」を切って常備するようになりました。

野菜を別の料理に使うのに切るときに、味噌汁サイズにも切って分けておきます。

その中から数種類を入れて使います。

 

今夜は煮干し、薄揚げ、ナス(切っておくと色が変わるけど気にしない)、おかひじき、しいたけ、薬味ねぎ。

 

こうして毎日お味噌汁作れるようになると、不思議なもので結局もう一品作ったりするようにもなって、料理筋が鍛えられてる感じがしてきました。

 

 

人によって、どの分野で何が苦手か、何をハードルと感じるか、っていうのはそれぞれ。

私の場合はそれが「ダシ」だったのが、土井先生のお話がぴったりはまって、ぐっと進むことができた。

 

養生しよう、というお話もいつもいろんな方向からするけれど、「!」が出るのは本当に人それぞれ。

毎日の養生って、難しいことは何もないけど、でもなんだかできない、取りかかれない、続かない、っていうこともある。

それぞれの人の生活の癖や習慣が違うから、理由もそれぞれ。

 

そういう時に、土井先生のダシの話みたいに、一歩目をぽんっと乗り越えられるような、その人にぴったり合ったヒントを渡せたらなあ、と思いました、今回。

 

 

 

ところで反対に、私が「これが出てきたらいっぺんでやる気をなくして乗り越えられる気がしない」のは、

ワインビネガー

です。

未だかつて私の台所に存在したことがなくて、全くレパートリーにもないし予想もつかないので、レシピ本を見ていて「ワインビネガー」が出てくるととたんにやる気を失っています…

使える日は来るのだろうか。

 

プレイバック女子高生

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母校の高校へ行ってきました。恩師に会いに。

 

原付で20分くらいなのに、なかなか行かないもので教育実習以来なので17年ぶり?とかなのですが(間に行ったこと、あったかなあ…)、

 

高校の敷地に系列の小学校も中学校もやってきてるし、

高校の校舎もチャペルも全部建て替え、

グランドは人工芝になってるし、

 

全然懐かしくはなくって挙動不審になってしまいました…

 

恩師というのは現代文の先生なのですが、私が高校入学の時に新任で来られた先生が、もう教務主任になっておられました。めっちゃ偉いやん。

 

 

私が高校生の頃といえば部活動と受験勉強でいつもパンパン、だけど学園祭とかも2年までは全力参加してたし、家庭内では大人にならざるをえない出来事もあったし、高1で初めて好きな人ができて「私女子やったわ!!!」という発見があったりして(それまでできたら男子になりたかった)、

 

それはそれは忙しかった。 

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しかもそれぞれのことについてなんか、無駄なひねりが入っていて完全に「こじらせてる」感じで、まあもう「私ってなんて悩み事が多いのかしら。きっと他の人にはないことね」みたいな、典型的な「めんどくさい」子でした。

 

結局それは30代に入っても続いていたし、なんかいろいろのことをわざとめんどくさく考える傾向があったように思います。

 

 

最近、なんか「女子高生みたいな気持ち」だなあと感じることが多いです。

これはだから、自分が女子高生だった頃、という意味ではなくて、妙にこじらせないでストレートに女子高生だったらこんなふうだったんじゃないかな、とか、

こんな気持ちで女子高生だったら楽しかったんだろうにな、

というような気持ちです。

 

 

毎日決まった場所へ行けばよくて、その環境は両親が作ってくれて、受け入れてくれる大人=先生がいて、友だちがいて、ただ、自分のやりたいことを思いっきりやって、楽しいことは楽しみ、怒ったり悲しんだり、素直にやればいい。

 

そういう気持ち。

 

前半ふたつはまあ、大人になったからもう自分でやらないとならない。

けど、規模とか質はともかく、「なんとかするだろ、その時の自分が」と思える。

 

だから後半の、「周りに人がいて」「好きなことを思いっきり楽しむ」ができるようになったんだな、と思います。

 

心配性で悩みがち、というのを長くやって、もう、飽きたんでしょう!

 

心配したって悩んだって、何も起こってないときに頭だけいやなふうに働かせててもなんにも起こらないし何も変わらない。

だいたい心配してなくても心配しててもいやなことが起こるんだったら、心配してない時間を長く取りたい。だってその方が楽しいから。

 

 

最近の私によく浮き上がってくるキイワードは、

「形」

みたい。

「形にする」「形になる」「形のある」…

形のないもの、気持ちや思い、考えはずっと大事にしてきているけれど、それだけではやっぱり、何も変わらない。

形にして、行動して。

形のないものに振り回されすぎないこと。

大まかに言って、先のことを考えすぎるのはその「今」の時間の無駄。

 

 

勉強して、働いて作ってきたライセンスや仕事が、「なんとかするだろう」という自分への信用は作ってくれた。これからもそれを磨いていけばいい。

 

今日も、ずっと「近いんだし行けばいいんだけどなあ」と「思って」いただけだった母校訪問、「行く!」という形にできて、楽しかった。

例えばそんなこと。けっこう簡単なこと。

 

 

女子高生みたいな気持ちで、女子高生だった場所に行ってみたら、なんか、もっと楽しめばよかったのにな!と、当時の私のことがかわいらしく思えました。

戻りたい、とは思わないけど、今から、女子高生みたいに楽しく暮らしていこう、取り戻してやる〜!とは思った。

 

 

それにしても現国のM山先生、何の魔法?!ってぐらい全然老けてなかった。おそろしい。

 

 

 

そして、中学校高校と同じ場所にあると、いっぱい部活やってる子たちがいたなあ…

何か、お手伝い、できたらいいなあ…

と、思ったんですけど、今の女子高生マインドであの場所にいると、高校の部活並みのエネルギーをうっかり注いでしまいそうなので(しかもノーギャラとかで)、危険なのでやめとこ…