ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

どんな仕事をしようかな?

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ホームベーカリーで生地を作ったピザ!おいしかった〜

 

土曜日曜と、「風の写真館」がやってきて、家の中がワイワイ。

前後に予約を取って鍼灸院をやっていたので、2日間走りっぱなし、夜よく眠れました…って、いつもか…

 

たくさんの人に来てもらって、知らないあいだにいろんなことを手伝って下さる方もたくさんあって、本当にありがとうございました。

私もいろんなことを並行してやってしまっていて、満足にご挨拶もできなかった方、すみませんでした。

 

 

「風の写真館」は私の旧友ヤマグチイッキの活動で、全国各地で開催されている移動写真館。

年に一度、同じところで、その時のふだんの自分を大切な人と一緒に残していこう、という活動です。

 

イッキは「30年続ける!」と言っていて、ゆまにてでも今年で開催3年目、私も家族で毎年撮ってもらっていて、そのたびに家族が増えたり、熱を出して来れなかったり、痩せたり太ったり(!)、まだ3年でも、予想もつかない変化があって、楽しいです。

 

この活動のコンセプトとか、先を見通した考えとか、イッキにはしっかりとして深い思いがあって、同級生ながらそのことにもいつも感心します。

 

 

そんな彼に触れて、多くの人が出たり入ったりするのを見ていて、

さて、自分の仕事って根っこと幹は何かな、と考える時間がありました。

 

それで結局それは、

「人が『自分』を楽しく生きていけるようになるお手伝い」

で、

「入口は『体』」

ってことだな、と確認しただけでした。

 

私はここのところどんどん、「なんでもありやな」という感じになってきていて、

どんな形でもどんなふうにでも生きててよくて、

人のことはけっこうどうでもよくて、

ただ大事なことは「自分で決めてて、自分でやってて楽しい」ってことだけだなと思っています。

 

自分自身がそういうふうに思えるようになるのにすごく時間がかかって、しかもそういうメンタル面のひっかかりって、自分の、形ある「体」を大事にしてなかったからだな、という実感があります。

 

だから、まず体を大事にすることから、自分を大事にすることを実感してもらうお手伝いをしたいってことだな。

 

そんなことを、ほんっとに多種多様のいろんな人をいっぺんに見て、思いました。

 

手伝いに泊まりで来てくれていた友人も帰って、また一人こつこつ仕事に戻るわけですが。

土日に感じたことを大事に、やっていこうっと。

 

 

 

 

 

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ちびたちがいろんな大人に会ったのもよかったよかった。

写真の仕事に見入るふたり。

 

お医者さんってすごいなあ、と、鍼灸師の私のしごと

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合間にお相撲みてきました。

 

隔月の東京出張から戻りました。

 

出張中、NHKの「プロフェッショナル」に、小児救急医の先生が出ておられました。

植田育也(2017年5月15日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

 

50歳、ヒゲの手入れもきちんとした、かっこいいおじさんだったのでまずはそこに魅かれて見入ってしまったのですが。

 

全編で、全力で、ときに寝ずに子どもに寄り添い、亡くなった子のことをずっと心に留め、一刻を争う仕事をしするそのハードワークと、研鑽を続ける姿を、医療者として心から尊敬しました。

 

直接に命を預かる、という仕事の重み。

 

私は高校生の頃、スポーツドクターもいいなあ、とか思ったのだけど、化学で11点を取って早々に諦めたので、以前は「医師にはなれなかった、やはり医師という仕事は特別で、負けてる…」という妙な、そう妙なコンプレックスがありました。

 

でも、今はないです。

 

今回また東京出張で、2ヶ月に一度お会いする患者さんにお会いしました。

 

東京出張を始めて1年と少し。

だんだんに、私がいろいろとお伝えすることが減って、みなさんが自分で自分の生活の養生をできるようになっている!

というのを今回すごく感じました。

 

「いまこういう体調なんだけど、連休あれを食べ過ぎたのが原因だと思う」

「もうちょっとお酒をひかえるとおなかの様子がよくなると思う」

「あとは運動だから歩くのから始めてみようと思う」

 

そうやって自分でわかって組み立てて、私は「はい、そうですね〜」って言うだけ。

 

自分の生活習慣を変えるのはなかなか難しい。

けど、みなさんじっくりと、じわじわと、それをやれるようになっておられる。

 

中には「だから最初から私ずっと言ってますよね…?」みたいなこともありますが!

なんども伝え方を変えて、実感してもらって、変えることができた方がある。

私はずっと待ってただけで。

 

 

そういう仕事は、医師ではなくて、鍼灸師としての私の仕事の可能性だと思います。

鍼灸師にもいろんな仕事の仕方があるけど、「ゆに鍼灸院」である私の仕事は、そうやって長くしっかりお手伝いをして、自分で体をよくできるようになってもらうこと。

 

東京の患者さんはなかなかお会いできないだけにはっきりとそういう仕事ができていると思います。

 

京都でも、その時のつらさをぱっと取るだけでなく、じっくりと先を見た仕事をしよう、と考えました。

ま、しんどい!なんとかして!って使ってもらえるのもいいことなんですけど。

 

 

あの小児救急の先生とは、医療の中で全く違うフィールドだから、同じであることは必要ない。

けど、真摯な姿とかっこよさは見習っていきたい。

 

あと、あんなにハードワークなのに、週に一度は泳いでるとか、お休みの日は着物着て家族とお出かけとか…!

そこは負けてるし負けたくないので、私もちょっと頑張ろうと思いました。

鍼灸ってすごいな〜(他人事⁈)

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夕方で暗い写真なのだけど、近所のジャスミン。とりあえずボリュームと香りがすごい。

 

 

縁あって、ひっっっさしぶりに鍼灸治療を患者として受けてきました。

 

結論を申しますと、

 

「やっぱり鍼灸ってすごいな〜」

 

と、思いました。体感しました。

 

受けた後、体の流れがスッキリして、温かい感じがはっきりわかりました。

そして、気分が楽しくなりました。

 

そもそも私はそんなに体調が悪くないし、気分もそこまで悪くなかったのに、です。

 

 

鍼灸のすごいところは、「ちょうどよくなる」ところ。

例えば、血流が良くなりすぎて熱い!とか動悸すごい!とかにはならないし、

例えば、知らんけどエナジードリンクとかの類を飲んで、妙なテンションになるまで気分が盛り上がりすぎる、とかにもならない。

 

ちょうどいい。

しかも、それは自分の中にある、ということ。だってなんの薬も入れてないからね。

 

 もちろんそういう風にできるのは術者の腕かげんなわけで、私もずっと精進すべきところ。

 

 

鍼灸の施術って、学校で習って、免許を取るためのスタンダードなものがまずあって、その中でも何を選択するかで幅が広がるし、

いくつか流派があってそれにどっぷりというやり方があったり、

中国式はまた違う発展をしていたり、

だいたい鍼とお灸って別の道具やし。

 

それに、それぞれの先生の人柄がかけ合わさるわけで、鍼灸院ってほんと、それぞれ。

 

だけど、鍼灸受けた後のこの、

「ちょうどええわ〜、楽しいわ〜」

っていう感じは、どこで受けても、ありました。私はね。

それこそが鍼灸のすごさやと思います。

私はそのすごさにまだ、乗っからせてもらってるなと感じた。

 

 

筋肉みて骨や関節をみて、痛みを取るということももちろん鍼灸が得意とするところ。

それにこの、ちょうどいい気分のよさも一緒についてくるのが鍼灸のいいところ。

 

そこって実はあんまりわかってもらってないな〜、もったいないわ〜、

と思って、今日は患者として目線で書いてみました。

 

 

 

ちなみに鍼灸院はそれぞれ、と申しましたが、

 

ゆに鍼灸院は、私が痛いのイヤなので、そして痛いのいらんと考えているので、基本的には痛くない施術を心がけています。

 

そして施術受けるだけでなく日常生活を変えた方が効率がいいので、その方法をめっちゃしゃべります(黙っといてオプションあります)。

 

筋肉、関節など運動器の問題については、動いた方がいいことがあるので鍼も灸もしないで一緒に動くことがあります。

 

 

そんな感じです。

鍼灸、ほんといいんで、一回受けてみて欲しいなあ。うちじゃなくていいので。もちろんうちでが希望だけど!

人は悲しみが多いほど

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ご近所のモッコウバラ

ここのに憧れてうちの前にも来てもらったけど、まだまだ貫禄が負けておる。

 

humanite.hatenablog.com

 ↑近々のお知らせはこちら。

 

 

この話、何度かしようとして、言い方むつかしいなあと思って言うのあきらめてたけどやっぱり言いたい〜すぐに言いたい〜(RG)っていう気持ちになったので、言いますね。

 

 

有名な歌に「人は悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから」っていうの、ありますよね。

 

まあそれに異論はないんですけど、でもそれにしたって、

悲しいことなんて、ないならないにこしたことない、と思います。

 

でも悲しいことがあったから、それならしょうがない、せめて、「これでまた人により優しくできるようになったかもな」っていう、後づけで、

「せめて」

って考えること。負け惜しみっぽい。

 

それを妙にひっくり返すと、

「人に優しくあるためには、悲しみが多い人生であるべきだ」

みたいな考えになっている人、いるように思います。

 

私は人より悲しみが多いから、優しいもん。っていう感じ。

 

「悲しみ」のところには、たとえば「繊細さ」とか「弱さ」とか、「つらさ」「苦しみ」なんかも入ります。

確かにそういう要素が多いほど、人のつらさがわかって、優しくはなれるのかもしれないけど。

 

でも、人に優しくする「ために」そんなもんを持ってる必要は、ない。

と、私は思います。

 

もっとストレートに、直球で、悲しいこととかつらいことがない、楽しい毎日を送りたい!って思って、それを求めて生きてていいと思います。

 

「私、悲しいこともつらいこともいっぱいあるから、人には優しいもん」なんてことを自分の軸にして支えにしてると、いつまでもしんどい。

 

楽しい自分で毎日すごして、その楽しさを人に分けていくことで「優しさ」にすればいいんじゃないか。

 

最近そんなふうに、「私もしんどいことありました」「私もつらいです」っていうので勝負すんの、やめよ!って思って、そうしてます。前はちょっとやってたな、と思って。

 

 

こういうこと言うと、「そらあんたは今楽しいやろから」みたいに思われるのがなんかどうもなあ、と思って、言い方難しいな、と思うのですが。

 

別に私だって楽しいことばっかりじゃないけども、それはそれとして置いといて、

しんどいことばっかり見てないで、

自分にないことばっかり見てないで、

まあ見えるんですけどそういうときも「私には、ない……」じゃなくて、直球で「ええなー!私も欲しいんやけどな!」と認めてしまってとりあえず置いといて、

 

欲しいんやったら取りに行く動きを、アクションを、ちょっとでもやることでしか進めへんな!

 

と、思うわけです。

 

ほんまはもっと楽しく、シンプルに、楽に、明るく、進んで行きたいのに、

いまそういう状況にないからってそこから目をそらして、「しんどい分人には優しいし人の気持ちわかるもの」とかって、もったいない!

 

と、思うわけです。

 

 

あかんやっぱり文章で伝えるのには力が足りない…

 

でも繰り返し言っていきたいと思います。

「悲しい」「しんどい」「つらい」を軸にするの、やめよ!

「うれしい」「楽しい」「大好き!」(ん?)をもっと真正面から求めていこ!

 

なんか急にえらいこと言い出したけど、まあ、今日は言いたかったので。

とりあえず、遊びに来てみませんか。

イベント、として立てるほどのこともないんですけどもね、

 

www.facebook.com

 


「風の写真館」が来る5月20日と21日は、わたし鍼灸師やりません!っていう話です(おい)。

 

正確には、土曜の午前と日曜の夕方からはご予約お受けしています。

予約サイト→ ゆまにて ゆに鍼灸院

 

 

でもそれ以外の、土曜の午前と日曜の午後は、施術室に入らないで、ずっとゆまにての土間とか台所にいます。

 


新しく買ったコンベクションオーブンでピザを焼いたり、スイスで買ってきた(予定)コーヒーを飲んだりして、うちでまったりしませんか?オオマエのアップルケーキも買ってくるつもり。

 

 

去年、「風の写真館」の日に仕事をいっぱい入れてしまって、やってくる人たちとお話しすることができなかったので、今年はゆっくりお迎えしたくて。

 

 

あとそうそう、
「会ったことない人に鍼灸施術されるのはちょっと…」
っていう人、単に私がどんな人か見に来てもらってもいいです(笑)。

それから古民家マニアの方も!

 

 

そんなわけで、20日21日は、うちでお待ちしてます。
遊びにきて〜。

 

なんでもは言いすぎたけど

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午後になると吹き抜けからさんさんと光が入って、

「この家にいるなんてもう無敵やな」

と思う季節になりました。冬はどないしよかと思うほど寒いけど。

 

 

ちょっとなかなかショックでかいな、という出来事があったのですが、食べて寝てをちゃんとしてたら思いの外落ち着いていられます。

 

やっぱり体がしっかりしてるってすごく大事やし、体さえしっかりしてて、あとは時間がたったら、たいていのことはなんとかできる気がする、と改めて確認した感じです。

 

 

というのは、実は前にも同じ出来事があって、でもその時は自分史上最高レベルに仕事で自分を追い込んでいて、体力的に余力がほとんどない、という状態で、相当翻弄されてフラフラになっていたのです。

 

その時はこころがやられてしまって、と思っていたけれど、きっとそれより先に体も参っていて、出来事のショックをからだで受け止めることができずにそのままこころが受け取ってしまった、ということだったんだと思います。

 

同じ出来事を、全然違う体の状態で受け止めてみて、違うもんだなあ、と実感したので、実験的な感じで冷静に比較してしまっています。

 

 

体とこころは別だ、という考えもあるけれど、私は一緒だと思っています。感じています、と言ってもいい。

東洋医学の考え方ではそれは当然のことなのですが、体育学部を出て鍼灸師の免許を取って現代医学の考え方も持っても、同じように「感じています」。

 

だから、もう一回言いますけど、体がしっかりしてたらちゃんと考えられるし、考えて行動できるし、それに時間がたってくれたら、いろんなことが解決していけると思います。

(物事が解決するということと感情の整理がつくことは別のことだと思うけど、それはまた別の話)

 

 

今日そんなことを改めて思って、

そうか自分は自分の店でそのことをやりたいんだな、ということがすごくはっきりとわかりました。

 

心とか気持ちとか、形がなくてそのままさわるのは難しい。

だから形があって動かせるからだの部分からなんとかしてみよう。

それで毎日を楽しくすごしていけるようになってもらおう。

 

そう、最後は「毎日を楽しくすごしていけるようになってもらおう」という店なんでした。そうだった。

 

 

「元気があればなんでもできる!」

と言ったのはあの方ですけど、「なんでも」はまあ言いすぎとしても、やっぱり元気、あるといろんなことができるよな。

これからも人の元気のお手伝いをしていこう。

まずは肉食べて自分を元気にしよう。

 

 

そんなことを思ったので、久しぶりに、あんまりよく考えないで推敲もしないで、「店主雑感」書いてみました。

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午後に台所がキラキラしているところはほんとに素敵。

でも散らかりすぎて写真上げられない。

いただいたフェンネル、なんか栽培モードに入っている…

 

5月のお知らせまとめ!

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風薫る五月、といいますがほんま、うまいこと言うなあ!

気持ちのいい季節。でも朝晩冷えて気温差がけっこうあるので、体はけっこう疲れます。

と、養生っぽいことを言ってみる。

 

さて、5月のお知らせです。

 

施術のご予約はネット予約か、お電話でどうぞ。

ネット予約  ゆまにて ゆに鍼灸院

電話 075-748-1983

 

ゴールデンウィークは通常営業(火曜定休、第2・第4日曜定休)です。

なので2日だけお休みですね。

 

13日(土)午後〜17日(水)午前までは東京出張で、京都はお休みです。

 

町家でA-yoga

ゆまにてから徒歩3分、築90年の集会所で行うA-yoga。

今月は5/20(土)13:00〜 下南田町集会所にて

費用:4000円

詳細は以下のページでどうぞ。

町家でA-yoga vol.22

 

 

寺子屋ゆまにて

月に1度の「寺子屋」。

今月は体のつくりと使い方、「肩から首」です。

 

ざっくりしすぎてよくわからない!と思う向きもおありでしょうが。

骨、筋肉のつくりや動き方を、骨格模型やご自分の体を使って理解していきます。

「自分の体ってどうなってるの?」ということがわかると、毎日が楽に過ごせたり、楽しく過ごせたりしますよ。ほんとです。

 

5月21日(日)10:30〜12:00 @ゆまにて ゆに鍼灸

費用:2500円

お申込みはお電話075-748-1983、またはinfo@humanitekyoto.comまで。

 

寺子屋ゆまにて「肩から首」

 

 

町家でエス

ご好評いただいています、鍼灸エステの極楽コース。

今月は5/27(土)です。

エステのみでのご予約もお受けいたします。

 

 

風の写真館 inゆまにて

店主友人のフォトグラファー、ヤマグチイッキの、旅する写真館が今年もゆまにてにやってきます。

「風の写真館」は、年に一度やってくる移動写真館。

ヤマグチイッキが日本全国を回っているこの「風の写真館」、関西では今のところ京都・ゆまにてのみでの開催です。

 

写真館で写真を撮る、って、七五三とか成人式とか結婚式とかでしかしないもの。

それに、そういうときって盛装してたりして、

「ふだん着のちょっといい写真」

ってなかなかないですよね。

 

京都は今年で3年目になり、店主も家族で続けて撮ってもらっていますが、何も変わらないようで自分もどんどん変化するし、家族が増えたり、いろんな変化があって、続ければ続けるほど楽しい、と思っています。

 

www.facebook.com

残り枠が少なくなってきて、土曜の午後がお取りしやすくなっています。

お問い合わせ、お申込みは

ゆに鍼灸院 075-748-1983 または info@humanitekyoto.com まで。