ゆまにて日記

京都・左京区の鍼灸院 女性鍼灸師ゆにからの毎日のお知らせ

「感じることから始めよう」

 先日のエントリで、「感じることから始めよう」と書きましたがそのことについて補足。

humanite.hatenablog.com

 

猫背を直そう、という番組を見ていて、まず初めに街頭で通りかかる人に声をかけて、まっすぐ立ってもらって横から写真を撮って、いかに猫背か、ということを本人に見せる、という流れがありました。

 

その時ほとんどすべての人が、「えー!こんなに猫背だなんて」的なリアクションをします。

 

これはつまり、

「普段の自分の姿勢がどんなふうかをわかっていない」

ということですよね。

写真で見て初めて、自分はこんな形で立っている、ということを知るっていうことは。

 

 

踊りのお稽古で、バレエなどの西洋のダンスと、日本舞踊の違いはなにか、というときに、

「鏡を見るかどうか」

ということが挙げられているのを見たことがあります。

確かに、日本舞踊のお稽古場には鏡がありません。(ですよね?知らんけど)

お師匠さんが「そうじゃない、もっと上」とか言ったり、やって見せて下さったりして、それで修正して直していく。

 

他のダンスでもそういうのはあるのかもしれませんが、そういう作り方をしていくには、

「自分の体の形がいま、どうなっているのか?」

ということを把握する力がまず必要です。

 

ダンサーでなくても、この「自分の体を感じる」という力がないと、いろいろな体操や運動の効果がずいぶん違ってきます。

 

たとえば姿勢をよくしよう、と思ってテレビを見て体操をしてみたとして、

まず、いま自分がどんな形で立っているかがわかっていないと、そもそもその体操が自分に必要かどうかがわからない。

そして、テレビの中で行われている体操と自分がやっている動きとが同じかどうかがわからないと、効果のある運動にできない(これには「見て理解する力」とか他のことも関係してきますが)。

それに、やってみてから、「やる前と変わっているな!」ということを感じられなかったら、「効果があったかどうか」もわからない。

 

 

これは動き以外のことでもそうで、あらゆる、体に対する取り組みは、まず「感じる」ということから始めないと同じことになります。

今の自分の体はどんな状態か?

必要な動きが正しくできているか?

なにかアクションを加えたとき、想定した・望んでいた効果が出たか?

体については、血液検査など数値で出るものもありますが、「自分の感覚」が基準になるものがたくさんあります。

 

 

そういう意味で、「感じることから始める」のが大切なんです。

いつもいつも体のことばかり考えていることはできませんが、たまにふと自分を感じてみる、でもいいし、私なんかはヨガのレッスンに行ってみる、ということでそういう時間を作っています。鍼灸院に行ってみるのもいいかも…?(宣伝)