「おかずのクッキング」っていう番組知ってますか?
知ってる人は朝練がある人か、土井善晴先生ファン。
そう、私はどっちも当てはまってたから知ったんですね。
東京では土曜の朝4:55っていう非常識な時間にやっている番組です。
まさかの4時台。冬とか夜やで。
なんかおかしいなと思って調べたら、関西ではいま、日曜の朝5:25からでした。
どっちみち知らんはずでした、私はいま、毎週録画して見てるので。
もう朝練ないのでそんな時間に起きてないんでした。
なんにせよ、「テレビつけてたらなんとなくやってた」という時間帯ではないので、ご存知ない方が多いと思います。
でも知って欲しい、この番組。
料理が得意じゃない、という人にこそ見て欲しい番組です。
ホームページにも、「見るだけで料理上手」とありますが、ほんとうにその通りだと思います。
私もテキスト買わずに見てるだけですが、この番組からはほんとにたくさん、料理の学びがあります。
しかも本質的なところ。
そしてシンプルなこと。
例えば今月は「煮付け」をやっているのですが、今回などは土井先生が
「煮付けいうのはね、味を染み込ませるのとは違うんですよ、素材の味はそのままなんですよ。だから煮からめる、焼きからめる、ということですね」
というようなことを言ってらして、だから
「煮付けだったら水分は多くなくていい、調味料だけで、ちょっと煮詰めてからめる」
ということがよくわかるんです。
今日はウスターソースとみりんでイカを「煮付け」てましたけど、たとえばしょうゆとみりんでも、ケチャップとソースでも、同じようにやればいいんやな、という具合。
この番組、紹介する料理はいつもシンプルで、材料も2つ3つ(1つのときも)、調味料の種類も少ない。
基本的に、そのバリエーションを教える番組じゃないんです。
もっと根っこの「やりかた」を教えてくれるので、材料と調味料の組み合わせは自分で適当にやったらいいんです。
だから自分で料理をしているときに、材料と調味料の組み合わせは番組と全然違って、自分がいつも使っているものでも、
「土井先生、焼き目つけたらおいしいって言うてはったな」
「たれを煮つめるときは一回お肉出した方がいいんやったな」
と、「コツ」を思い出すんです。
しかもそれが毎回、ぎゅうぎゅうにでなく1つずつ出てくるから、頭に入ってくる。
そしてその「コツ」1つ押さえるだけで、どれもこれもおいしそうにできる。
正直、全部覚えてるわけじゃないけど、毎週見てたらなんとなく積み重なってくるのを感じます。
本質的なことってそんなにたくさんはないから、同じことも繰り返し出てくるし。
アシスタントのぽやーっとした久富アナウンサーも、繰り返しによってちゃんと刷り込みで覚えて、だんだんわかってきてはるし。「先生前もおっしゃってましたよね〜」とかって。
土井先生、私はもう大好きやし見てるけど、続けて見てれば見てるほどこの番組はすごいな、と思います。
後半はまあどっちでもいいので(ひどい)、前半10分だけでもぜひ!
今年は一汁一菜推しなので、よりシンプルでわかりやすい内容なんじゃないかと思います。ぜひ!