ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

「養生手帳」のおすすめ

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毎年1月はさえない、という話をこないだも書いたのですが、そのことに最初に気づいた、というか気づかせてくれたのは、多分10年くらい前、その時お付き合いをしていた人でした。

 

その年の1月、多分突然機嫌を損ねるかやつあたりかなにかをその人にして(当時は多かった…黒歴史真っ最中だったし)(当時の様子はこちら)、謝ったところ、

「おまえは毎年1月は調子が悪いから、あんまり気にしてない」

と言われたのが最初です。

 

その人とは結局6年ものあいだお付き合いしたのですが、アップダウン、というかダウンの激しかった当時の私によくがまんして、冷静に見守ってくれていた人でした。ちなみに年下。

 

その時、「そんな見かたあるんだ!」とびっくりしたのを覚えています。

「雨の日はあかん」というのを指摘してくれたのも彼です。

当時はまだ鍼灸学生で、気候とか食べたものと体調の関連なんて考えてもみなかったです。

 

 

勉強を進めるにつれ、そして自分のいろいろなトライアル&エラーの結果をしっかり観察するにつれ、自分の乗りこなしというか自分サーフィンというか、そういうのがうまくいきはじめました。

 

「気にもしないしわからない」という段階があって、

「気づいてるしわかってるけど行動にはうつしてない」っていう段階があって、

そのあとやっと、

「気づいたことを行動にうつして変化させる」

という段階がありました。

 

行動していないところから行動する、0を1にするところがいちばん大変だとは思うのですが、行動して変化が出てくるとわりとやる気が出てくるものです。

 

 

とはいえ、その話よりも前に、

「気にもしないしわからない」

のではどうにもならないわけで、まずは自分のことを「観察する」っていうことから始めてみてほしいのです。

 

たとえば今日は月曜ですが、先週の金曜・土曜と

「これは今年こそ花粉症デビューしちゃったか…!」

という、おそろしい鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、でも喉などの炎症は感じない、という症状が出たのですが、その2日間ですっかりおさまりました。

 

実は私は春の始まりに毎年そのような症状になっていて、なので鼻水が出始めたときに、

「ん?これは毎年のやつか」

と思えたので割に落ち着いて経過をみていました。

 

その時見返したのが、自分の「養生手帳」。

これは私が東京で研修生としてお世話になった若林理砂先生(@asilliza)が毎年作って販売されているもの。

私は他にも使う用事があったので、京都手帳plusというのにつけているのですが、

・自分の体調

・天気の様子、気温

・食べたもの

・その他機嫌に影響しそうなこと

などを簡単につけています。

 

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見返してみると2年前は3月半ばに同じようなことが起こっています。

時期は早いけれど、気温をみると12℃とありますから、暖冬の今年に似ているといえば似ています。

 

たいしたメモじゃないですが、時系列に沿って1冊にまとまっていて、見返すには「手帳」という形はぴったりだと思います。

 

若林先生の養生手帳では、先生が毎朝ツイートされる天気図の様子を記録できるように日本地図と、先生からの季節の養生がひとこと入っています。

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まずは「気にしてみる」ところから。

じゃあ何を気にしたらいいのかな、ということは次回書こうと思います。明後日更新します。

 

 ↓こちらに続きを書きました。

humanite.hatenablog.com