ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

美容鍼灸をやろうかなと

美容鍼灸をやろうかな、と思って、浜松まで実技講座を受けに行きました。

 

いま、帰りの新幹線で、息子氏がじゃがりこをすごい勢いで食べています。

じゃがりこを与えておけばこうして文章も書けるようになった。講座の間、息子氏は浜松在住の友人と、なんと東京から遊びに来てくれた友人に預けました。ありがたい。

 

子が子どもになってきて、勉強も仕事も、やれるんだなって気がまたしてきて嬉しい。

 

 

美容鍼灸、リクエストされることもあったけど、私が美容について「たんぱく質摂って早寝、日焼け止め!以上!ノーメイク!」という人間なので縁がない、と思ってました。

 

だけど去年あたりに、仕事して、自己主張が真っ当に進化してきた息子氏の相手をし、介護のようなことに関わって睡眠もまずくなり(夜中の物音やストレスで)、

 

老けたな…

 

と思って、美容鍼灸、いるかも、と思ったのです。

 

老けたくない、というよりも、

生活の中で、しないとならないから、じゃなくて、

なんかうれしいから、ってやることが必要だな、って思いました。

 

それがないから気持ちが老け込んでいました。

なんかいつも怖い顔してて、顔が凝ってる感じもしたし。

 

 

鍼灸師アスレティックトレーナーという、医療従事者として働いているつもりなので、美容ってなんか、医療者としてどうなんだ、と思うところもありました。

だけど、「なんかうれしい」を提供して、日常を楽しく生きてもらうことも、鍼灸院でできる医療。病気になってから治す、じゃないところが私のフィールドなのだし。

 

 

そんなことを考えているタイミングで、

以前隣の席で仕事をしていたこともある先生が「FN美容鍼」のセミナーをされたのを、オンラインで、寝かしつけながら(これもありがたい時代だ)見て、ヨシこれでいこ!と決めました。

 

申し込んだらコロナで中止になったり、延期になったりして、なかなかタイミングが合わなかったので、浜松、行くわ!で強行突破してきました。

要介護の父のいる家から気分転換に離れたい、みたいなのもあったんですが、暮れに父が亡くなって、その必要はなくなったのに、なんかどっか行きたい熱だけ残ってて飛び出して来ちゃったな。

 

 

息子氏はずっとアイスを待っていたんだけど、京都まであと15分というところで車内販売がやっと来ました。硬いアイス、15分で食べられるのか!!

持参した、熱伝導のいい「新幹線アイス用スプーン」を使って…ると思ったらじかに噛み付いてました。それは、いけるのか?

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【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

 

・必要なこと、だけじゃなくて、

「なんかうれしいからやりたい」こともやろう。

 

・養生的にはバツでも、新幹線でアイス、そりゃ、食べるでしょ。

 

 

 

 

 

 

はじまりはMARVEL

休みを取って、『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』観てきました〜!

 

よかった〜!!

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私はもともと、宗派としては『スター・ウォーズ』なので、マーベルのヒーロー映画(アベンジャーズ系統)はあまり興味がなかったのです。

それが、去年の夏頃にマニアの人からじわじわと話をきいて見始めたところ、イッキ見。

 

9月に劇場公開になる新作がある、というので、それまでに、過去作全部見ておきたいと思うようになり(ここがちょっとおかしいハマり方)、配信で25本ぐらい、見ました。

そして無事、大好きなスカーレット・ヨハンソン主演の作品を劇場で見ることに成功。

それ以降、新作に合わせて休みを取って劇場で観ています。

 

もともと映画を観に行くのは好きでしたが、去年からマーベルに引きずり込まれてよかったと思うことが2つあります。

 

 

まずは、私には一人で映画を観に行く休みが必要であるということをちゃんと思い出して、実行に移せたこと。

 

仕事の休みは定期で取っていますが、その時には3歳の息子は保育園を休んでいるので、母ちゃんを休むことはできません。

41歳の歳に息子を産んだので、一人で過ごす時間があるのが習慣で、一人で好きに使える時間がないと、頭の中の忙しさが蓄積してきて機嫌が悪くなります。だから一人の時間がいります。

 

機嫌が悪くなるぐらい我慢しろと思う人も多いのかな、と思うくらい、世の中には機嫌が悪い人が割といますが、自分を機嫌よくしておくのは、人のためにも大事なことだし、私の場合は仕事にものすごく響くので自分のご機嫌とりは必須です。

 

みんなも休もう。一人で。

 

 

そしてもう一つよかったこと。

自分には時間がある、ということに気づいたこと。

 

子を産んで3年くらい経って、体力も戻ってきたし、この世話も少しずつ手間が減ってきて、やりたい勉強や仕事もやれるはず…なんだけど、どうも時間がないんだよなあ、と言い訳して腰が上がらなかったのですが。

 

気づけば、店をちゃんとやりながら、マーベルの映画25本以上、50時間以上観れたわけです。

食事の支度しながら、タオル畳みながら、昼休みお弁当食べながら、寝る前にも少し…

細切れ・ながらではありながら、全部、観ました。

 

あるやん、時間。

 

それでマーベルのシリーズを見終わったあたりから、動画視聴で勉強する勉強をちゃんと始めました。整形外科とか、産婦人科とか。

マーベルと違ってながら見できないし、メモ取りながら見たいしで、映画のようにはいきませんが、細切れに時間を作ってでも、というのをマーベルで体感でわかったのが大きかったです。

 

 

問題は、マーベルが新作を、映画だけでなく連続ドラマでも次々に発してくることで、こっちも、勉強もあるのになかなか大変です。本命のスター・ウォーズも続々とドラマを出してくるし…困る。

 

 

【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

・一人時間、社会の平和のためにも、取ろう。

・時間、ないと思っててもわりとある。好きなことなら細切れでもやれる。

 

 

 

こんまり教信者です

「こんまり」(近藤麻理恵さん)教の信者として何度か大がかりな片付けをしていると、

 

「これ、いらんのちゃうかな…とりあえず置いとくか」


っていうやつはだいたいいらん、というラインがわかってくるし、

 

 

もの買う時に


「これは…そもそもいらんようになるな」


というラインもハッキリしてくるので、いらんものを増やさなくなります。

 

増えるのは本だけです。

 

 

こんまりちゃんの片付けはNetflixで番組が作られるほど、アメリカで(でも)人気が出ています。

 

家が片付くって気持ちいい!

だけではなくて、哲学です。

 

「手で触れて、ときめきを感じたものだけを残す」

という作業を実際に、大量に、一度に行うことで、

・自分は何を大事にしたいのかを自分で理解する。

・気持ちのいい場所を自分で作ることができるという実感を持つ。

ということができる。

 

思考を、マインドを変える、というだけでなくて、ちゃんとアクションする、というところにつながっているのが好きなところです。

多分、断捨離とかも同じようなところに行き着くんでしょうけど、「ときめき」が基準である、というところがこんまりさんのいいところ。

 

人生、必要かどうかより、ときめくかどうかで決めていきたいから。

 

とか言いながら、息子氏の本棚を移設しています。息子氏はずっとミッキーマウスクラブハウス見てます。途中からは絵本運びと、お気に入りの仕分けに参戦してもらいました。

 

好きな本は上に飾る、を決めることで、息子氏にも自分の好きを選んでもらいたい。とか、わりと、大げさですがほんとに思ってます。

 

 

 

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【ゆにさんの、今日の養生ポイント】

 

片付けで自分の好きを選ぶと、

自分の居場所がときめく。

っていうのも養生。

 

亡くなっても、尊し!

前回、生きてたら尊いみたいな記事書いて、なんと翌朝、父が亡くなりました。

 

そのあとにFacebookに書いた文章を、記録のためにも転載します。

 

 

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今日、父の告別式をして荼毘に付してきました。

 

告別式も、仏教的なあれこれが大好きな息子氏は大フィーバー。(注:お通夜にたくさん人が来てくださって、祭壇も立派だし、常々南禅寺を走り回っている息子氏3歳には『フェス』だったみたいで大エンジョイ)


お数珠をコレクションしたり耳にかけたり、お焼香ではつまんだのを思いっきり鼻にあてて匂いをかぎまくり、ナムナム。何回も棺の中を覗き込んでじいじをじっと見てたりで、おもろすぎるのと泣けるので私が情緒不安定。

 

 

父は14年にわたってパーキンソン病を患っていて、じわじわと動きにくくなっていました。
この年末で仕事(週2回出勤、精神科医)を引退、年明けにはリハビリ入院が決まっていたタイミングでした。

 

病院に入って、助けてもらえたらもう少し生きられたかもしれない。
だけど、最後の数日で目に見えて弱って、私は毎日怖くて怖くて仕方ありませんでした。
医療者としてアスレティックトレーナーとして、「何かあったら対処する」つもりで生きてるから、ほんとに生き死に関わる場面が迫ってるのを毎日感じて生きてて、疲れた!
(ちなみに誤嚥で窒息→けいれんもこの1年で3回救助した)

 

早く入院して欲しい…と思ってたその時に亡くなって、結果として、曲がりなりにも生涯現役、身の回りのことも最後の2日まではなんとか自分でやってました。

 

病院で管につながれて死ぬなんて…自然に死にたい、とか言いますが、そうじゃないなら眠るように美しく逝けるとは限らないし、本人もつらく、助けながら一緒に暮らす人もつらい。全然美しくないし。怖いし汚いし。

 

父のつらさには正直あんまり寄り添えなかったけど、不器用というか自由(褒めてるかどうかは微妙)な人で、私も寄り添ってもらった覚えがあんまりないから、一緒に暮らして、息子氏と暮らしてもらったことで勘弁してもらいたいな。

 

胸骨圧迫(心臓マッサージ)をして救急車に引き継いで、一度は蘇生。友人の、
「娘に最後、一旦生き返らせてもらったのは素晴らしい最期よ」
っていう言葉を抱きしめています。

 

 

結局、器の小さい私の、先に向かっての不安とか、イライラとか、全部もって逝ってしまいました。娘よ、お前にはもう無理やろ、ってことなんかな〜。まあ、正解!

 

切ないつらい病が世の中にはあって、選べないから、せめて今できる限り健康に、楽しく、楽しく!生きていきたいと思います。
そのために元気になる方法を考えて伝えるのが私のライフワークなんだな。

 

この黒板かいて2日後だったんだもん、笑うわ。

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【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

 

結局、いつも、自分のできる限りを、楽しく。

「できる限り」を大きくするためにも、養生。

 

生きてたら、尊し!

つれづれに。

 

今日は定休日なのに往診→外食→帰宅して昼寝→スイミング→耳鼻科というバタバタした日。

 

私の都合でバタバタしているので、息子氏に負担かけたくないな、と思って平静を装い、スケジュールも昼寝絶対!とか、急かさない!とか私は頑張っていたので、大変疲れました。

 

定休日は食事当番なので、昼寝の時間にカレー作って、帰ってからは食べて、父の介護など。

この1年くらいは両親と同居で、介護的な雰囲気、ぐらいだったのだけど、ここのところめっきり介護っぽいです。

 

労力より、精神力がいかれるんだな介護って。HPよりMP。
そういうところ、育児にも似てるけど、育児にはあるかわいさが、ない…

 

いや、まだ全然たいしたことやってないんだけど。長くやってきた人すごい。

 

そんな日々だからか、最近息子氏がますます尊い

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最近なぜかよく、妊娠中心配ばかりしていた日々(2度流産)や、無事産まれてきた時のことを思い出します。
そうだった、無事に出てきてくれたらそれでよかったんだった。

 

みんな、そう思われてきたんだった。みんな尊し。

 

88歳コンビの往診で、一緒に仏壇をめっちゃエンジョイしていた息子氏。ポクポクチンチン、ろうそくにお線香、なむなむ。

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踏水会はお顔つけてドヤ顔、
耳鼻科の先生のあたまにもやしを乗せ(意味不明でしょう、事実です)、

 

夜は私のマネして編み物を始めました。

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ほんま、いてくれてありがとう。
好きに生きてほしいわ。この気持ち忘れんとこ。

 

【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

 

生まれてきて、生きてたらもう、尊し。

 

 

 

旅はどうしても必要

 

東京出張、いま帰りです。

膝で息子が寝ていて、寝てからズボン履かせたのでなんか中途半端でオムツが丸出しです。

富士山は雲をかぶって、

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米原は雪。

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久しぶりの出勤でありとあらゆることを忘れており、毎日「大丈夫なのかこれ、次はどうしたら」ってずっと考えていてかなり疲労しました。

 

だけども久しぶりにお会いする方(東京出張は基本的に決まった方を診ています)、今回ははじめての方も、

「来たときと全然違う〜!」

と言って帰ってくださって、

 

よかった!!

 

この2年近く、場所の移動があまりなく、いつも安定した日常をすごしてきました。

生活リズムも、過ごす場所もあまり変化がないと、体に入る刺激もわりと安定するので、自分のコンディションを保つのには楽です。

少しブレても戻しやすい。

 

だけど、それだとやっぱり、思い切ったことを考えようとしても、その場の自分レベルの、範囲の「思い切った」になっている。

 

大きく場所を変えると、いつもの場所では思いつけない発想が湧く。

いつもの場所で抱えている未解決のいろいろを一時的にほったらかしてくるので、その余地ができるから。

 

今回は久しぶりに、

「そうだ、私、『留学』と『世界一周』、したいと思って、できなかったことずっと引っかかってるな」

を思い出して、

「うん。これからやったらええな」

と唐突に納得しました。

 

泊まったホテルのバスルームの壁紙を見ていたら。

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しかし帰りの新幹線の今、すでに、いつもの場所に置いてきたやり残しのことが頭に迫ってきました。けっこう…最速かもしれない。いつもは帰って翌日くらいまで忘れてられるのにな…

最近頑張ってるな。

 

 

【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

たまには、いろいろぶっちぎって場所を変えるべし。

ただし疲れるので、休む時間は取ろう。

スケジュールには余裕を。

 

日記に書いておきたいような日

昨日Twitter見てたら、友人の鍼灸師で、以前は豪華客船に乗ってて今は医師と医療現場で仕事してて、いつかは研究者になるんだって言ってたすごく面白い人Mitsくんがこんなツイートをしていて、

 

s=21MITS(ミッツ) on Twitter: "東洋医学全然知らないんだけどっていう人向けでしたら、 この人に学べば!という僕のイチオシは、ゆにさん(@anyuni)なので、ゆにさんのコラムを読んだりするのをおすすめします〜 こちらとかおすすめ ↓↓↓ 「鍼灸師ゆにが教える、季節の養生3原則」 https://t.co/kULHUvsFbj… https://t.co/Dm1AazFsFN"

 

 

えっなになにめっちゃうれしい!

ってなりました。

 

自分がいいな、と思っている人に推されるのはとてもうれしい。

なので日記に書いておこうと思いました。

 

ちょうどこのごろ、なんでも書いておこう、と思っていたので。

 

 

 

このブログ、開業前から頑張って書いていました。

頑張って書いていただけに、子を産んで、店も忙しくなってきて、書けなくなりました。

 

何か意味のあることを書かなくては。

鍼灸院の人として、何か東洋医学のエッセンスがあって、医学的に正しくて、炎上しないやつ…

 

って、なかなか書けないに決まってる。

 

それでも、発信は仕事だからやらなくては!

と頑張ってみたり、頑張らなくてそのことで自分責めたり。

 

けど私はいま、3歳半の息子を元気に育てて、機嫌よく仕事して、家族の介護のサポートしたら、もう無理やな〜、と悟った。

9月を最後に、2月から続けた二十四節気のnoteもストップしています。

 

また続かなかった…とか自分責めるのは簡単(得意だからな)だけど、

「今はしなくていいな、できる余力はない」

と、判断してやめてるのは私にしてはよくやったと思っています。

 

また、それをやる余力ができたら、やればいい。

…だけど記録をしておくのは楽しかったし好きなので、またやりたい。

 

いつも一定に、決まってやれなければならない、っていうのは仕事としては求められることだし、一定に積み上げていくことができた方が大きな仕事にできる。

だから、続けられる量を見定めて、余力を残して続けるのがいい。

 

とはいえ、ちょっと無理してでもやってみたいこともある。だったらやったらいい。

しんどかったら、休む。休んでまた始めたら、それも「続いてる」。

続かないからやらない、のはもったいないし。

 

そんなわけでまたブログも書いていきます。

 

よく考えたら、人の日記は特に役に立つとかでなくても読むの大好きなんだった。

つけるのも好きなんだから、あまり構えずに書きます。

 

ひとつだけ、『生活の養生』はいつも入れてみようかなと。

 

 

【ゆにさんの、きょうの養生ポイント】

 

無理な時は、無理。

でもやりたいときは、やる。

そして早く寝る。

 

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息子氏が作った「シンカリオンこまちに乗る、ティ・チャラがスター・ロードだったら」