ゆまにて日記

京都・左京区の鍼灸院 女性鍼灸師ゆにからの毎日のお知らせ

いだてんと体育とスポーツと

いだてん、ハマってます

大河ドラマ「いだてん」、3回目まで終わりましたが、ハマってます。

 

実はまだ初回も2回めも録画が残してあって、繰り返し見たりしています。時系列がいったりきたりしてるので、3回目が終わって、また初回見たいな…と思うとこれ下手すると1年分取っておいてしまいそうです…

 

来年が東京オリンピック、というタイミングで公共放送NHK大河ドラマでオリンピックを取り上げる、ということが発表された段階で、

スポーツ最高!

オリンピック素晴らしい!

異論は認めません!

みたいなドラマになるんじゃないかな…それだと反発も強そうだな…と心配してました。私自身がスポーツもオリンピックも、体育も好きだから。

 

でも初回でその心配はとりあえずは大丈夫そう、と思えました。保留。

 

体育とスポーツ、仲良くできるのかな

ドラマの中で、「体育」は富国強兵政策とつながる、国を強くするための厳しくつらいものとして、「スポーツ」はただただ楽しく、ちょっと人にうっとうしく思われるほどのハイテンションな人たちがやるものとして描かれて、敵対していました。

オリンピックは若い競技者に国を背負わせて強いプレッシャーをかけるものである、という面も描かれています。

 

オリンピックと日本をつなげた嘉納治五郎先生は、体育には「それ楽しいの?」と厳しさに眉をひそめ、スポーツには「楽しさを履き違えてる!」と嘆きます。

 

体育・スポーツを好きでない人たちが感じているその、好きになれない面、というのを初回でまず出してきたわけです。

 

それがこれからどんなふうに描かれてどんなふうに答えとなって出てくるのか、楽しみになります。

 

 

体育会系、ウザくてチャラい?

それからもうひとつ、体育・スポーツが嫌われる要素「体育会系のノリ」がめっちゃおもしろい形で出てきました。

天狗倶楽部!です。

ざっくり言うと当時の高学歴エリートが集まってスポーツを楽しんでいた会なんですけど、まあ、とにかく騒がしいしテンション高いし飲むし脱ぐしで本編でも「ウザくてチャラい」と描写されています。

 

飲んで脱いで声が大きくて暴れてうっとうしい、という典型的な「体育会系」のイメージを、このドラマでどんなふうに消化してくれるのかも楽しみです。

 

 

人生は、生活はスポーツだ

オープニングの画像も、この3回(と録画見る時も)、じっと見入ってしまいます。

ウエイトリフティングと子どもを抱っこするところ、聖火を運ぶところとお誕生日ケーキ、というふうに、スポーツの映像と日常の風景が並べられて流れます。

 

昔、ファイテンのコマーシャルでも、洗濯物が満タンにかかった物干し竿をウエイトリフティングの動きで持ち上げる「人生は、スポーツだ」っていうのがありました。

 

そうなんですよね、結局、競技でなくても、体育でなくても、何してても体を使うんですよね。

頭使って、考えて、考え込んでも、結局それを表現するのは体っていう実態、立体とその動きなんですよね。3次元。

 

だからどんな人にも、厳しすぎず、ハイテンションすぎず、もっと安心で穏やかに楽しい形で「体を動かす、感じる」ということが日常にあればいいなと思います。

そういうことを肯定的に感じられて、オリンピックに出ているアスリート、オリンピアンはその延長上でハイレベルにそれをやってる人たちなんだな、と思えるようなストーリーになるといいな。

 

 

…好きすぎてずいぶん長くなってしまいました。

今回は天狗倶楽部が濃いめに出てきて天狗欲が満たされました。