先日、両親と一緒に長野旅行へ行きました。
2泊3日で、京都から新幹線に乗って、名古屋乗り換えで中央線で松本まで。松本からレンタカーを借りて、1時間ほどで高原のホテルまで。
そういう予定を組んでいたのですが、なんと当日、名古屋についたら中央線が人身事故で止まっている!しかも事故が起こったばかりで復旧のめども立たず。
もともと時間ギリギリの計画。
結局、ホテルの方のアドバイスで、急遽名古屋でレンタカーを借りて、車で長野に向かうことになりました。
そもそも全てのプランニングを私がやっていたので、その場でスマートフォンを駆使して車の手配をやり変え、道を探し、人に尋ねて、名古屋駅で汗だくに。
しかしその間、まいったな〜…と思いつつも、どこかで、
「なんかおもろいなあ」
と感じている自分もいたのも事実。
ずっと、競技スポーツの世界で仕事をしてきましたが、あの世界は予測なんか立たないし、いつでも予定外、想定外のことばかり。
いつのまにかそれが通常モードになっていて、そして楽しめるようになっていたみたい。
思ってもみないこと、そしてそれに何か「時間がない!」「道具がない!」などの制限がつくと、余計に燃える感じ。
やっかいなタチでもあります。
でもひとつ確認したこと。
そんなふうに、予定外や想定外を楽しむには、気力と体力が必要だということ。
実は私は、前回の旅である富士登山の時、この「想定外」を全く楽しむことができなかったのです。
やっぱり抜歯による体力低下がまだ戻りきっていなかったんでしょう、予定の立たなさ、天候の変化、想定していた時間との違い…そういうことに出会うたびに、がっかりしたりイライラしたり。
私はどちらかというと脾(胃にもつながっている臓腑。弱ると考えがまとまらなくなり、くよくよすることも)に元気がなくなりやすいタイプなので、イライラするよりは「ああ、どうしよう…」と元気がなくなっていました。
それと比べて、今回の方がよほど大変だったのですが、両親のために!という要素があったにしても、
「なんか楽しいな!」
と思えていました。
体のコンディション、こういう時にも重要なんです。
今回はそういう意味で、両親にだいぶ負担をかけてしまったのですが…
これからも、「想定外」や「不安定」、「未定」を楽しむためにも、体をしっかりととのえていこうと改めて思いました。
…っていうかそうじゃないと、ひとり自営業なんかやってられないわ(笑)。