富士山に登りました。
トレッキングシューズを大丸で買って、タウンユースで履いていたところ山好きの友だちに捕獲され、
「それ履いてるんやったら山行かな」
ということで始まった富士山行き。
しかし富士山は
「登らないバカ2度登るバカ」
というぐらいで、まあ、遠くから眺めているのがいちばんいいと思います…
基本的に森林限界を越えているところなので溶岩しかないし、7月は天候が安定しなくて風雨がひどいことが多いし。
歯の影響はあなどれない
今回も山小屋で泊まって翌朝登頂、の予定でしたが、朝登り始めて「なんかおかしい」感じがして、八合目で折り返してきました。
多分抜歯の影響だと感じています。
二ヶ月続けて手術で抜いた親知らず。
これまでになったことのない、高山病のような頭痛がかすかにしてきたのと、これは感情のところで、「なんかがんばれない」という気持ちになりました。
これまでも「しんどいなー」ということはありましたが、今回は、それでも登頂したい!という気持ちがあんまり湧いてこなかったです。
東洋医学でいうと歯は腎につながっていて、生きている根本の種火みたいなところ、これが消えたら死んでしまう、っていうぐらい大事なところなんです。
歯を抜くのに骨を削ったり、小さな骨である歯を取ったり、その間に、日常ほとんど飲まない鎮痛剤や抗菌薬を飲んだりしていたことが、じわじわと自分の根本を傷めているなあ、という感じがこの二ヶ月、していました。
それもまあ、私は根本が丈夫だし、養生に気を遣って、からだが快適であることを再優先にしているつもりなので、きっとそんなに他の人にわかるということではないとは思います。仕事で健康やってますしね!
でも、確実に自分にはわかる違いがありました。
それが、富士山の頂上近くという、日常よりは過酷なところへ行って、はっきりと出たんだと思います。
うれしいな、よかったなということも3つありました。
ちゃんと途中でやめられたこと
すぐ自分を追い込みがちで、それはそれで面白いし、いいところへ進んでいけるのでいいのですが、気持ちだけで押し込んで後で大変なことになる、というのを繰り返してきたのも事実です。
今回は、同行者もあった中で「無理しないでおきたい」ということを伝えて、引き返せたのはよかったと思います。
今までだったら「人に迷惑かけるし…」とか言って、強行したかもしれません。
でも、ちゃんとトレーニングの結果が出ていたこと
実は去年のアタックは本当に大変でした。
京都へ引っ越して、自分の家にも仕事にもまだ慣れず、そして三年間毎日グランドに出ていた生活をやめて全く体を動かしていませんでした。
悪天候もあって、上りも下りもものすごく疲れて、無口になってしまっていました。
これではいかん!と体を動かして…
と言っても、秋ごろから始めた、気が向いたときのてろてろランニングと大文字山行き。
どちらも、走ったり上ったりは20分程度。
記録を見ても、それぞれ月に2〜3回ずつで、合わせて週に1度か2度。
それでも、今年の富士山はとても体が軽かったです。
山小屋までは、座っての休憩はなし。立ったままの給水だけで、2時間半くらいをゆっくりと登り続けられました。
富士宮市を観光できたこと
毎年、富士山にだけ行っていたのですが、今年は少し気分に余裕もあって、白糸の滝や田貫湖、浅間大社へ行くことができました。
全力集中!とか、必死!とかでなく、少し体力をつけた上で、余力を残しておけたことがよかったなと思っています。
連休を取らせていただきましたが、また、お仕事にもいい形で伝えていけたらいいな、と思っています。
富士山アポロをおみやげに買いましたので、脾虚の方も1個ぐらい、どうぞ〜(笑)。