ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

女子高で授業をさせていただきました

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友人が非常勤講師をしているというつながりで、ゆまにて近くにある女子校で、

東洋医学でみる自分のからだ・月経」

というテーマで授業をさせていただきました。

 

 

自分のからだを見られる女子になるために

この学校では、保健の授業の中で、自分の月経とその前後の体調などを観察する、という取り組みをされています。

 

東洋医学の考えでの体調管理といえば、まずは自分を観察する、ということがとても大切になってきます。

数値で測れないことを基準にしていくことも多いので、「感じる」ということが大事なのです。

 

女性は、月経の様子を観察することで自分の今の状態を知ることができます。

それを継続していくことで、変化を追うことができます。

 

それを、高校生の時から意識できるというのは、自分を導いていく上でとても大切なことだし、大きな強み。

授業でそのことができるようになるなんて、すごい学校だ!と思いました。

 

 

もう、自分の観察まではできているので、それがどんなふうに使えるか、生活をどうしていけばいいか、ということを少しお話しさせてもらいました。

高校生の授業は50分!あっというまです。

これまで専門学校での90分授業や、寺子屋やワークショップでの2時間3時間の枠が続いていたので、50分の中で何を伝えようか、ということを考えていく中で、大事なことを絞る、という時間が持てて、私にとってもとてもいい経験でした。

 

 

「学校」の可能性

学校教育、特に高校までの教育って、「みんな行ってるし」で流れで通っているという感じになりやすいこともあって、「学び」という枠の中では軽視されがちなところがあるように思います。

 

でも、じゃあオトナになってから、わざわざ学ぶ時間を作り、場所を確保し、仲間と集まって、ということにどれだけのエネルギーがいるか、と考えると、毎日決まった時間に同じ場所へ行って、必ず先生がいて仲間がいる、というこの期間にはものすごい可能性がある、と改めて今回感じました。

 

もちろん、まず学校の先生がしっかりと立てられたカリキュラムが教えられているということが前提で、少しオープンな部分があって外の人がやってくる機会がある、というのも意義があります。

 

「学校の先生がしっかりと立てたカリキュラム」というのもなかなか大変なことで、学校の先生というのは専門性以外にも教務や事務作業、部活など大変なことがとってもとってもたくさんある。

その中で高い志を持ってお仕事をされている教員のみなさんには頭が下がります。

私は「トレーナーやりたい専門学校教員」として7年やりましたが、聖職者としての教員には全くなれなかったなと思います…(でもそういう人もいてもいいと正当化)。

 

 

教えるというライブ技術

ここから先は感想ですが…

久しぶりに大勢を前にしての「授業」。楽しかったです。

授業はライブだと思っています。聴いている人の反応をキャッチして即座にこちらも反応しなければなりません。

知識があるということと教えられるということは全く別のことで、私はこの「教える」ということが好きだし、これからも磨いていきたいことだ、と思いました。

 

教える場、いま「寺子屋」と「ラジオ体操」で持っていますが、大事にしつつ、少しずつ広げていきたいと思います。