今年の春は本当にお天気が良くなくて、体調管理がなかなか難しいですね。
先週、からだの「目盛り」のお話を何人かの方にしていました。
自分の体調を計るものさしの「目盛り」、
どれくらいの細かさでついていますか?
たとえば「風邪」について考えたとき、「風邪ひいてない」と「風邪ひいてる」の2つの目盛りしかなかったら、風邪をひくまで気づけませんよね。
でも、たとえば「風邪ひいてない」「風邪気味」「風邪ひいてる」の3つの目盛りがあったら、「風邪気味」のところでなんとかすることができるかもしれません。
この「目盛り」が細かくついていればついているほど「あかん」になる前になんとかできるものなんです。
風邪に限らず、体調や痛みは「あかん」になってしまうと治すのが大変ですが、「あかんようになるかも」ぐらいだと対処が簡単になります。
私も毎年、特に冬には風邪を引きそうになりますが、「風邪をひくかもしれない」のところで対処してしまうので、寝こむとかしんどくなる、ということはほとんどありません。
目盛りを増やすには、
毎日ちょっと自分を観察してみる
私はからだのことを仕事にしているのでそんなことができるんだろう、と思われるかもしれません。
でも、「対処」と言っても大げさなことは何もなくて、「ごはんをちょっと控える」「冷える食べ物を避ける」「早く寝る」「首巻きをする」ぐらいのこと、あとは「葛根湯を飲む」ぐらいです。
「葛根湯を飲む」以外には「治療」というほどのこともなく、風邪はひいたと思ったらすぐ治してしまいます。
鍼灸師やトレーナーでないとできないことは何もなくて、ただ、
自分をよく見ている
ということだけだと思います。
もちろん見かたにはコツがあります。そういうことはこれからここで書いていこうと思っています。
まずは、
・おなかのようす
おいしく食べられているか?おなかがすくか?
しっかり出ているか?
・あったかさ
冷えているところはないか?
冷えているところは足?手?おなか?
・むくみ
足や手がむくんでいないか?
を、感じてみてください。
できたら、それがお天気と関係して変化していないか?なんかも感じられたらなおよし。
それがどんな意味があるか?をこれから少しずつお話していこうと思います。