ゆにさんの日記

京都・左京区の鍼灸院 鍼灸師ゆにさんの日記

こつ16 自分のからだの「つくり」を知る

「元気に暮す20のこつ」を毎日ひとつずつ更新しています。

自分のからだの「つくり」を知ると、

楽に使えるようになる 

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骨格模型、学校にありましたか?

 

たぶん、理科室にあるところが多いですが、ほんとは体育館とか、グランドの近くにあって、体育の先生が使ってくれるといいのにな、と思います。

 

たとえば、歩くとか洗濯を干すとかパソコンに向かって座るとか、日常生活は何をするにしても「体を動かして」います。

だからもう、生きてることは全部体育だと言ってもいいぐらいなんですよ!

(っていうのはやっぱり言いすぎか)

 

ボールをうまく投げるやり方、速く走れる走り方、というのを体育で習うように、日常の動作も、体に負担が少なく、うまくできるやり方があります。

 

「うまく動く」ということを身につけるにはまず、

自分の体はどんなつくりをしているのか?

ということを知っているのが近道です。

 

学問の名前でいうと「解剖学」という名前になりますが、そんなに難しいことじゃなくて、「肩の骨ってどこから動いてるのかな」「背骨っていくつあるのかな」ってことがわかるだけでも、体の使い方が変わります。

 

自分で勉強するのはちょっと最初はとりかかりにくいでしょうから、何かの施術でも、フィットネスでも、「専門家」に少し教えてもらって、意識すると体が楽に使えるようになりますよ。

こつ15 たんぱく質、足りてる?

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人生に、最低限の筋肉は必要ですが、ではその筋肉は何から作られているでしょうか。

 

筋肉だけでなく、体のすべての器官の材料は「たんぱく質」です。

ですから、元気なからだであり続けるためには、たんぱく質が必要です。

 

たんぱく質は、肉、魚、卵、豆類などに多く含まれています。

 

めやすとしては、

「1日に、体重1kgあたり、たんぱく質1g」

摂ることです。

 

女性だと体重が50kg程度の人も多いでしょうから、「お肉50gだったら楽勝で食べてるわ〜」なんて人もいるでしょうが、それは違います。

お肉を100g食べたら、その中に含まれているたんぱく質はだいたい20g程度です。お肉の部位にもよりますが。

 

肉(牛・豚・鶏) →20g程度 部位により差が大きい

卵 1個      →6g

納豆 1パック      →8g

ごはん1膳(140g) →3.5g

 

こんなふうに簡単に計算してみると、毎日、自分のからだに必要なたんぱく質を摂ることはけっこう、難しいんです。

 

「忙しいときにぱぱっと食べられるもの」って、たんぱく質をあまり含まない、炭水化物(パン、ごはん、麺類など)を中心にしたものが多くなってしまいがち。

 

カロリーが適切かどうかを考えたら、次はたんぱく質量に注目してみましょう!

こつ14 人生に筋肉は必要だ

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毎日の暮しには、最低限の筋肉は必要です。

マッチョになる必要はありませんけど!

 

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私は体育学部を卒業していて、筋肉は大好きですが、そういう人でなくても、毎日暮していくには筋肉が必要です。

 

筋肉の役割は大きく3つ。

「体を動かすこと」

「姿勢を保つこと」

「熱を生み出すこと」

こう考えると、誰にとっても筋肉が必要である、ということがわかると思います。

 

でも、別にマッチョにはなりたくないし…と思うでしょう。

別に、マッチョになる必要はありません。

でも、毎日の暮しの中で、体を動かし、姿勢を保ち、熱を生み出すための最低限の筋肉量と筋力がなかったら、不調を生み出してしまいます。

 

日常生活動作を繰り返しているだけで痛みが出てくる。

毎日行っていることの姿勢を保つだけで疲れる。

体が冷える。

 

こう考えると、もしかしたら日々のちょっとした不調、筋肉が足りないから起こっているかもしれませんよ。

 

筋肉は「量」と「力の強さ」が必要です。

量を増やし、力を強くするには、「ちょっとがんばる」運動と、材料になるたんぱく質を摂ることが必要です。

 

ちょっときついな、という動作、日常にありますか?

お肉、食べてますか?

 

こつ13 ラジオ体操、いいよ!

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ラジオ体操、いいですよ! 

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「運動」というと大がかりなことを考えがちですが…

 

ラジオ体操、いいですよ。

 

運動には種類があって、自分に合う運動を選ぶのが大切、というお話をしました。

なぜ運動したい?と考えてみたとき、

「肩や腰なんかが凝って固まってるから、からだをほぐしたい」

というのが目的の人は多いと思います。

 

そういう人にラジオ体操、すごくおすすめです。

 

ラジオ体操は特に肩周り、腰回りを、リズムに合わせて大きく動かす体操です。

特に肩周りについては、胸を開くようにする運動が多く入っていて、デスクワークが多かったり、じっと座っている作業の多い人が日常あまりしない動きをたくさんするようにできています。

「凝って、固まっている」というのをほぐすにはすごくいいです。

 

それに「運動不足なんだよな〜」と思っている人、1回やってみてほしいです。

本気でやると、けっこう「きつい!」です。

本気でやるのがこつですよ。

 

筋肉をつけたい、持久力をつけたい、という人の「はじめの一歩」にもおすすめなんです。

まず「本気できちんとラジオ体操」を「毎日」やってみて、「何の役にも立たないわこんなもん、楽すぎて!」ってなってから、次に進んでもいいのかもよ!

こつ12 マジックワード「やめてへんし」

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続かなかった、んじゃなくて、

お休みしてただけ。

「やめてへんし」で軽やかに再開!

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健康に関わることだけじゃなくて、いろんな習慣は「続けること」にすごく意味があります。

すごく意味があるだけに、「続ける」のってすごく難しいことではあります。

 

続けることができるような、難しくなく大変じゃないことから、という話は前にしましたが、もうひとつ、こつがあります。

「絶対に続ける!!」と決めすぎないこと。

決意を新たにする!という力み、エネルギーはほどほどにして、その分は「たんたんとやる」方に向けてください。

 

絶対に続ける!と気持ちを入れすぎると、続かなかった時にそれが大きなブーメランになって「続かなかった!!」という事実が自分を強く攻撃してきます。

 

その攻撃で受けるダメージ、ほんとにいらない!

 

さらっと決めて、たんたんと続けてみる。「みる」でいいです。トライする。

 

そして続かなかったら、

「あれ、昨日やってないわ。まあいいわ、今日からまたやろう。

 べつに、やめてへんし。」

と、しれっと戻ってきてください。そう、やめてない。休んでただけ。

「2ヶ月ほどやってなかったな」も同様。「3年ぶりやけど」でも同じ。

 

やめてないんだから、続いてます!

 

こつ11 「これっぽっち?」ぐらいを続ける

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元気を作るには、「続ける」ということが

不可欠。

そのためにも「これっぽっち?」ぐらいの

ことにしておく。

 

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元気に暮す、ということ、一時的にがんばる!ということではあまり役に立ちません。

暮す、ということは、毎日毎日、ずっとずっと続くことだから。

 

だから何かを変えて元気を作ろう、というときには、まずは「これっぽっち?」と思ってしまうような、小さなことを。

それをこつこつと続ける。

 

これっぽっち?と思ってしまうようなことだったとしても、それがいまできていないから、「変えよう」と思うような状態になっているわけだから。

あんまり自分のこと、「できる!」と思いすぎないこと!

っていうか、もう充分、いまの日常を頑張ってるわけだから。

もうちょっと足す、新しいことは、まずはちょっとでいいんです。

 

これっぽっち?と思うようなことを、こつこつ続けていたら、それが「新しい日常」になります。

そしたらその時に、もうちょっとだけ大きい何か、に変えればいい。

 

小さなことから、こつこつと!(by西川きよし師匠)

できたら「今日もやった!」と盛大に褒めましょう、自分のこと。

 

こつ10 甘いものを摂りすぎない

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甘いもの、炭水化物は余分に摂ると体の中に水を増やす。

余分な水は体を重くし、冷えやすくする。

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 東洋医学食養生の考え方では、現代でいう「糖質」、つまり「甘いもの」「炭水化物」は、量を摂りすぎると体の中で「湿」を増やします。

 

「湿」というと思い浮かべるのは「湿気」。

あんまり日本人はにいいイメージじゃないですね。水気、とはちょっと違う感じで、やっぱり、じめじめしてなかなか乾かない…みたいな感じです。

 

体に「湿気」が増えるとどうなるか。

 

余分な水となって「むくみ」として体にたまります。

そのことで、体に「重だるさ」を感じます。そして、寒い時期などはその余分な水の分まで温めないとならなくなるので、冷えやすくなります。

 

そして、体の中では「脾」は湿気に弱く、「思」を担当する「脾」が湿気にやられると、気分も重だるく、くよくよしがちになります。

 

「主食」という考え方があって、食事で必ずごはんや麺を摂る日本の食事では、どうしても炭水化物が多めになります。

その上で、おやつに「甘いもの」を摂ってしまうと、簡単に「摂りすぎ」になってしまうのです。

 

そしてそれ以前に、東洋医学食養生で「甘み」といえば、ごはんやとうもろこしなどの「甘み」。

チョコレートや砂糖は、量がどうこうより、ひとくち目から「甘すぎる」食べ物なんです。

 

甘すぎる、けどおいしい!チョコレートやケーキは、特別なときに食べましょう!